先日は、会社がそもそも誰のためにあるのかを考えた。

「金はあるけどアイディアが無い人」と「金が無いけどアイディアがある人」のため、というのがある意味での真実で、会社が誕生したのも最初はこの二者があったからである。そして、一起業家(金が無いけどアイディアがある人)に同調・共感できる人が、同じ目的を達成するためにその会社に入社するのである。

今回は、もっと突き詰めて考えてみようと思う。

ここに「金が無いけどアイディアがある人」の代表として、コロンブスがいる。彼が必ず成功すると信じたからこそ、イサベル女王(金があるけどアイディアが無い人)は資金を援助したのである。そしてコロンブスに共感した友人達が航海士となり、彼を助けた。ポイントはここである。

このコロンブスに共感した多くの友人達は、「金も無いしアイディアも無い人」である。彼らは起業家にもなれないし、資産家でも無い。彼らはコロンブスのお手伝いをする事によって、最終的に得られる利益の一部を貰うのである。

つまり現在の私を含む多くの就活生達は、皆この「金も無いしアイディアも無い人」という事である。そうではないと否定するのならば、株主となってどこかの会社に投資するか、もしくは自分で会社を作ればいいのである。既存の会社に入社しようとしている時点で、皆コロンブスの友人状態なのである。

つまり就職活動を行う前に、この三者のうち自分は一体誰なのか、もしくは誰の役割を演じたいのかをまず考えねばならんという事だ。圧倒的多数がコロンブスの友人だからといって、自分もコロンブスの友人だと思い込む必要は無いはずだ。

ただ残念ながら、私はイサベル女王でもないし、コロンブスでもなさそうだ。それは非常に信頼性の高い事実であると思われる。

というわけで、私は就職活動をしている。そして一番共感できるコロンブスを見つけねばならない。

だが、ここでもう一つ疑問が。

共感できるコロンブスが見つからなければ、別に就職しなくてもいいのではないのか。

その場合、利益が得られない。ならば餓死か。いや、就職しないで食べていく方法も無くはない。それは第一次産業に関わり、生産活動(農業とかね。)に携わればいいのだ。むしろ世界に会社などが存在する前から、この方法が一番ポピュラーだったのだから。働かざる者食うべからず、という事だ。しかし現在の日本では、実家が代々生産活動をしていない場合、自分で一から始める作業は、会社を一つ起こす事と同じくらいの労力を伴う。

ではやはり利益を得るためには、就職した方が手っ取り早そうだ。しかしそれだけだとちと弱い。生産活動ができない→就職、ではあまりにも安直過ぎるし、皆何らかの理由を添えて就職活動を行うべきだ。(まあ惰性やなりゆきで活動している人が大多数ですけどね。ここにきてそうなりたくないと思い始めてきた。)

私はどうして会社に入りたいのか。

ううー…

頭が沸騰しそうだ…。今まで如何に惰性で活動をしてきたかが明らかになってきた…。

これは次回に回そう。

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索