映画の見れない女

2005年5月7日
とは、私の事である。

就活中は、一度も映画館に行かなかった。もちろんDVDを借りる事も無く。でもそれが苦痛というわけでもなく。多分、あまり映画が好きな人間ではないのだなと思われる。

実際に見始めると結構楽しいのだが、見始めるまでがめんどくさい。映画館に行く時は時間を調べなくてはいけないし、最寄り駅にレンタル屋が無いので、何か借りる時は車を出さなくてはいけない。めんどくさいのである。

かと言って人が貸してくれる場合、これはこれでまためんどくさい。いざ借りると、返す時には感想を言わなくては失礼だろうから、見る事がなんとなく義務になってしまう。気がむいた時にふらっと見たいのだ。でもなるべく早く返した方がいいし、そうなるとわざわざ時間を作って急いで見る事になる。これも私にはイマイチ合わない。

じゃあテレビでやってるのを見れば、って感じなのだが。これもなんとなく…なのである。他に見たい番組があればそっちを優先してしまう。録画すると結局見ない。

一体なぜなんだろう。

私はそもそも理解力と洞察力に欠けているところがあるので、映画を理解する事が難しいのだ。特にスパイ物とかポリスアクションとかは最もやばい。ミッション実行中も、一体なぜそのミッションを実行しなきゃいけないのかすらよくわかってない時がほとんど。

あとアジア系。これもやばい。高校時代に名作(と思われる。私にはわからない。)の『シュリ』を鑑賞したが、まず登場人物の顔の区別がつかなかった。なんであちらの人はあんなに同じ顔に見えるのだろうか。

そんなわけで、超話題になった『インファナル・アフェア』も私にとってはやばい作品なのである。苦手なポリスアクションとアジアが融合してしまっては、私には手も足も出ない。いえ、一応見た上で言ってるんですよ。でもあれは多分いい作品なんだと思う。私にわからない作品とは、つまり、伏線が絶妙な作品だとも言えるからだ。

あと随分前になるけど、『オーシャンズ11』。
これは最高につまらなかった。初めて映画館で爆睡した。連れは非常に興奮していたので、おそらく映画好きにはとても面白い映画だったんだと思う。案の定続編も出たし。私が理解できない作品はいい作品のケースが多いので、よく続編が出るのである。

こんなアホの私の父親は、とっても映画が好き。父曰く、「映画を見ない人間を、俺は軽蔑する。」と。同感である。

父と一緒に見ると、前述のスパイ物やポリスアクションもとても楽しく感じられる。父は家で映画を見る人なので、私も隣りに座って一緒に見る。彼は私が馬鹿なのをようく知っているので、合間合間に解説を加えてくれる。「さっきのシーンで主人公が〜してただろう?こうゆう意味があったんだよ。」など。一人で見てたら気付かない事がほとんどである。こうゆう時は素直に尊敬してしまう。

恋人と一緒にヴァージンシネマのプレミアシートで見るのもいいけど、私は父の隣りで解説してもらいつつ鑑賞するのが、一番楽しい。

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