A pitcher who pitches a fast ball only
2005年5月29日私はよく「言わなくてもいいことを言う人だよね」と言われる。
私から言わせてもらうと、むしろ「言ってもいいのに」ということを言わない人が多すぎる気がするのだが。どちらにしろ、私が人よりややオープンマインド気味だということは間違いない。
日本人の美徳に照らし合わせると、「泣かぬホタルが身を焦がす」じゃないけど、とにかくあまり思ってることを率直に言わない方がよろしいという風潮は、確かにある。そういうわけで、私にとっては大層生きにくい世の中であるということかもしれない(たった今思ったことだけど)。
さて、ここに恋愛ステージ1の女と男がいるとする。彼らはお互いに好意を抱いていて、双方それに気付いているとする。そして男の方から女を誘ったとして。この場合女があからさまに喜びを表現し、「やったー!!行く行く!私も誘われるのずーっと待ってたのー!!」なんてメールを送ったら…
やっぱ引くんじゃないだろうか、男としては。
(どうなんですか、男性の皆さん)
でね、こういう時にうっかりこういうメールを送りがちなのが、私という女で。いつの頃からかなんとなく「あまり本音を出さない方がよろしいようだ」と気付いた私は、以後"建前"というテクニックを学ぶことになったが。
でもこれね、いわゆる"アタシ流"ではないのだ。本音は本音として本人に知らせたい。
たとえば念願叶って実現した食事の席でも、「今日ね、すっごく楽しみだったから、わざわざ前日にエステに行って脱毛しちゃった」とか「夕べは超高いSK−?のホワイトニングマスク使って今日に備えたよ」とか言いたくなっちゃうのである。実際そうしていれば(脱毛もSK−?も経験無いけど)。
そして一回目の食事以降、こういう二人にはほぼ間違いなく駆け引き期間が訪れる。
オープンマインドの私は大抵押す。押して押して押しまくる。だが私の友人である恋の達人(21歳。元チアリーダー。容姿端麗。)に聞くと、それではいかんとのことで。ギリギリまで押して押しまくった後は、一気に退け。もしくはこっちの"好意"は悟らせても"好き"という気持ちは最後まで明かすなと。
そういう彼女は確かにすごくモテているので、おそらくこの方法はそこそこイケてるのだと思うが、それは"アタシ流"ではない気がする。好きで会いたいなら、「好きで会いたい」と言いたい。
というわけで、私は駆け引きなんて嫌いである。
でも最近思ったのだが、本音と建て前をうまく使いこなすのって疲れないだろうか。心の底で「離れたくない」と思っているのに、頭で考えて敢えて言わないことで、相手が離れていってしまうことは無いのだろうか。
これは主に付き合ってからの二人にこそ重要だと思うが、本音を敢えて隠さなくてもいいのではないか。確かに付き合う前は建前こそが重要だけど、付き合ったらなるべく本音の方を中心にしていくべきではないか。本気で傷付いた時はその気持ちを隠して相手を責めるよりも、ただ「悲しい」と言うべきではないのだろうか。
アルバイト先にちょっと小狡い子がいる。先日も電話で何分か遅刻するというので、理由を問うたところ「電車が遅れて…」とのこと。「じゃあ遅延証明持参してね」と言ったのに、到着した彼女は「あれ〜?ポケットに入れたのに…。」と。
こういう時も「すみませんっ。電車遅れたとか嘘なんです。実は寝坊しちゃったんです。恐くてつい嘘ついちゃいました!」とか言えば、そっちの方がよっぽど本人も周りも楽なんじゃないだろうか。
まあ、いつでも本音だけで生きている人なんてのがいても困るけれど。やはり大人は本音と建て前の使い分けができてこそ、大人だろう。
それでも私は、本音と建て前の本音の部分を、少し人より多くさらけ出せる人になりたい。駆け引きができない女ではあるけれど、そんな私の直球な想いをこそ可愛いと思ってくれる人に出会いたい。愛されたい。
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書いてから気付いたのだが、やっぱあまり本音を出し過ぎてもいけないな。本音は人を傷つける。
私から言わせてもらうと、むしろ「言ってもいいのに」ということを言わない人が多すぎる気がするのだが。どちらにしろ、私が人よりややオープンマインド気味だということは間違いない。
日本人の美徳に照らし合わせると、「泣かぬホタルが身を焦がす」じゃないけど、とにかくあまり思ってることを率直に言わない方がよろしいという風潮は、確かにある。そういうわけで、私にとっては大層生きにくい世の中であるということかもしれない(たった今思ったことだけど)。
さて、ここに恋愛ステージ1の女と男がいるとする。彼らはお互いに好意を抱いていて、双方それに気付いているとする。そして男の方から女を誘ったとして。この場合女があからさまに喜びを表現し、「やったー!!行く行く!私も誘われるのずーっと待ってたのー!!」なんてメールを送ったら…
やっぱ引くんじゃないだろうか、男としては。
(どうなんですか、男性の皆さん)
でね、こういう時にうっかりこういうメールを送りがちなのが、私という女で。いつの頃からかなんとなく「あまり本音を出さない方がよろしいようだ」と気付いた私は、以後"建前"というテクニックを学ぶことになったが。
でもこれね、いわゆる"アタシ流"ではないのだ。本音は本音として本人に知らせたい。
たとえば念願叶って実現した食事の席でも、「今日ね、すっごく楽しみだったから、わざわざ前日にエステに行って脱毛しちゃった」とか「夕べは超高いSK−?のホワイトニングマスク使って今日に備えたよ」とか言いたくなっちゃうのである。実際そうしていれば(脱毛もSK−?も経験無いけど)。
そして一回目の食事以降、こういう二人にはほぼ間違いなく駆け引き期間が訪れる。
オープンマインドの私は大抵押す。押して押して押しまくる。だが私の友人である恋の達人(21歳。元チアリーダー。容姿端麗。)に聞くと、それではいかんとのことで。ギリギリまで押して押しまくった後は、一気に退け。もしくはこっちの"好意"は悟らせても"好き"という気持ちは最後まで明かすなと。
そういう彼女は確かにすごくモテているので、おそらくこの方法はそこそこイケてるのだと思うが、それは"アタシ流"ではない気がする。好きで会いたいなら、「好きで会いたい」と言いたい。
というわけで、私は駆け引きなんて嫌いである。
でも最近思ったのだが、本音と建て前をうまく使いこなすのって疲れないだろうか。心の底で「離れたくない」と思っているのに、頭で考えて敢えて言わないことで、相手が離れていってしまうことは無いのだろうか。
これは主に付き合ってからの二人にこそ重要だと思うが、本音を敢えて隠さなくてもいいのではないか。確かに付き合う前は建前こそが重要だけど、付き合ったらなるべく本音の方を中心にしていくべきではないか。本気で傷付いた時はその気持ちを隠して相手を責めるよりも、ただ「悲しい」と言うべきではないのだろうか。
アルバイト先にちょっと小狡い子がいる。先日も電話で何分か遅刻するというので、理由を問うたところ「電車が遅れて…」とのこと。「じゃあ遅延証明持参してね」と言ったのに、到着した彼女は「あれ〜?ポケットに入れたのに…。」と。
こういう時も「すみませんっ。電車遅れたとか嘘なんです。実は寝坊しちゃったんです。恐くてつい嘘ついちゃいました!」とか言えば、そっちの方がよっぽど本人も周りも楽なんじゃないだろうか。
まあ、いつでも本音だけで生きている人なんてのがいても困るけれど。やはり大人は本音と建て前の使い分けができてこそ、大人だろう。
それでも私は、本音と建て前の本音の部分を、少し人より多くさらけ出せる人になりたい。駆け引きができない女ではあるけれど、そんな私の直球な想いをこそ可愛いと思ってくれる人に出会いたい。愛されたい。
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書いてから気付いたのだが、やっぱあまり本音を出し過ぎてもいけないな。本音は人を傷つける。
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