誰でもそうだと思うのだが、携帯のメモリーのうち半分以上(私の場合は七割位)は、ほとんど連絡しない人の番号ないしアドレスだろう。

最近修理(なんだかんだで三回修理に出した)に出して戻ってきたマイ携帯なんですが、どうもデータ自体に不具合があるのではということで、データそのものを一度消去することに。

つまり、一旦代用機に移した私のアドレス諸々を全て消去し、もう一度新しく打ち込み直すことになったのだ(こんな症例は稀だろうけど)。当然打ち込むのはauショップの姉ちゃんではなく、自分。

ちくしょー。何件あると思ってるんじゃー。

ということで、この機会を利用してメモリーを整理。

中学・高校時代の友達で三年以上連絡を取っていない人を、ざっくざっくと消去。さすがに勇気が要ったが、どうしても連絡を取らざるを得ない場合は何かしら方法があるだろうという考えに至り、最終的に残ったのは整理前の半分以下。うーん、すっきり。

で。

これも私だけじゃなく皆がぶち当たる問題ではあると思うんだけど…

元カレ、どうしよ。

初めて男の子と付き合ったのは高校二年生の時(遅いとか言わないで)で、何しろお互いに浮かれていたから、早々と親を説得してPHSから携帯に変えたのだ。愛する二人にとってPメールの20文字では、愛を伝えるに十分ではなかったの。(とか言ってみた。)

だから家電よりも何よりも、真っ先に登録したのは当時の彼の番号。アドレスナンバー1。ってかあんまり嬉しかったから、今でも覚えているくらいだ。だから本当は登録する必要も無かったのだけれど。

その後機種変更をする度に消すことができず、驚くべきことにあれから5年経つ今でも残っている。しかし今では彼と会う可能性なんて、それこそ私が成宮寛貴と結婚できる可能性と同じ位低いし、つまり取っておく必要も全く無いわけで。

初彼とは五ヶ月付き合ったけど、私の幼さが原因でジ・エンドした。今思うと本当に下らない理由。彼が男なのにたれぱんだが好きなのが嫌だとか、パソコンのソリティアばっかりやってるのがオタクっぽくて嫌だとか、そういった馬鹿げた理由が大半を占める。

彼と最後に話したのがいつだったのかも、思い出せなくなってしまった。

今日の『エンジン』を見ていて思ったけど、やはり「別れ」は辛い。昔出された謎々、「人生で出会う人と別れる人の数はどちらが多いでしょう」というものの答え(数は同じ)を聞いたときは、衝撃を受けたものだが、結局どんなに親しい人でも別れる日は来るのである。

そして親しい人や愛する人との別れはとても苦しく辛いけれど、世の中には「今が別れの時だ」とわからないまま会わなくなってしまう人が多すぎて、むしろ涙を流して別れを告げることのできる時というのは、ある意味では幸運なのではないかと思う。

容量が少し減ってすっきりした携帯だけど、少なくともこの中に登録された人にだけは、別れるときに「さよなら」と言いたいと思う。

というわけで

さよなら
初めて付き合った人。

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