深夜のパラドックス

2005年6月11日
せつないとは、どういうことなのか。

意味は昨日の日記に書いた通りだけど、私が知りたいのは定義ではなくて、いざせつなくなったときにどう振る舞えばいいのかということだ。

うちの彼氏は一つのことに集中し過ぎる傾向があって、しかも集中している間はあまり疲れを感じないタイプであるらしい。つまりその気になれば、週7バイトに入っても全然へっちゃらということ。

就職活動中に大量の服を購入する羽目になった奴は(彼が受けていたのはアパレル関係だったので、私服面接だったらしい)、すっかり貯金が底をつき、今バイトに燃えている。そして恐ろしいことに、午前中〜昼過ぎまで某百貨店で婦人服の販売員として働き、夕方〜夜は飲食店で酒を作るというスケジュールを週6でこなしている。

「アンタ死ぬぞ!」

と言ってやりたいところだが。(てゆうか言った。)

別に「全然会えなくてちゃみちいよ〜」ということを言いたいわけではない。彼は彼なりにスケジュールを調整してくれているので、その点に関してはあまり問題は無い。

本人は多分疲れをそこまで感じていない上に、私と定期的に会うという最低限のことはこなしているから、多分大丈夫と思っているに違い無いけど、それでも普通の学生に比べ連絡をとり辛いことは確実だ。

夜11時半までは連絡を取れないということを知っているから、私は伝えたいことがあっても、その時間まで待っていたりする。しかし既にバイトが終わっている時間になってもメールが返って来ないので「一体何をやっているんだ」と思うと、バイト先の飲み会だったりする。しかもその飲みというのが翌朝の7時位まで続く。

問題はこういう時である。飲みに行くのは彼の判断でしていることだし、本来は私が口を挟むべきことではない。しかし待っていた身としては、腹が立つ。かといって

「なんで飲んでんのよ!!私ずっと待ってたのに!!」

なんて怒ってしまっていいものだろうか。

もし相手を繋ぎとめたいと思うならば、自分の思っていることをきちんと伝えるべきだというのが、私の持論だ。怒りであっても悲しみであっても、今自分がどう思っているのかをなるべくその場で伝えることが重要なのだ。異論はあるかもしれないが、私はこのやり方で3年弱やってきた。

しかしその方法が必ずしも有効でないときが、やはりあるわけで。

不倫中の夫が、毎晩どんなに遅く帰宅しても、妻があどけない笑顔で「おかえり〜!待ってたよ〜!」なんて迎えてくれると、直接責められるよりもよっぽど罪悪感を感じるという。

解決したい問題があって、そのために何かを頑張ればいいと判明したら、私はいつだって全力で頑張るけれど(その方が、達成できなかったときに「努力が足らなかったんだな」と納得できるので、きっと楽なのだ。)、直接アクションを起こすことが一番いい方法じゃないときも多くあって、私はそういうケースに対応するのが苦手なんだとわかった。

あえてアクションを起こさないことが結果的にいい方に繋がることも多分あって、でもそれには確証が無くて、後から考えたら「動いておけばよかった」ってなることもたまにはあると思う。

ただ少なくとも言えるのは、「じっとしていられないから動く」ことを努力と履き違え、それをしているから自分は正しいんだと思い込むこと、それを私はやりがちだということだ。

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