大きな腕

2005年7月12日
彼氏と距離を置き始めたのをきっかけに、やはり私の運勢は右下がりになるのだろうかと思いきや、実は交友関係は活発化している。

今日はバイトの後、先輩サヤカさん(4月30日の日記参照)と焼肉屋へ。

ここ最近は毎日家でごはんとみそ汁ばかり食べていたので(私はごはんもみそ汁も好きなんだけど)、かなり新鮮。女二人で開店早々入店し、大盛りライスを注文。酒は頼まず水で、というあたりから「使える金は全て肉に!」という気合いが感じられたハズ。

サヤカさんは私より6つ年上だが、最近これ位歳の離れた友人と話す機会が多い。そしてそれはとても楽しい。

女の子は年上の男性に弱いと言われている。個人的には5つも6つも歳の離れた恋人を持つ友人の気持ちはさっぱり理解できなかったが、それは単に年上と話す機会が極端に少なかったせいかもしれない。そしてたまたま同い年の男性とばかり付き合いを続けてしまったため、「私には年上は合わないんだな」と勝手に思いこんでいたようにも思う。

サヤカさんを含む年上の方と話しているとき、私はなぜかいつもよりリラックスできる。所詮私のような小娘がどんなに頑張ったところで、彼らは私より一枚も二枚も上手なのだ。(まあ歳の割に子どもっぽい人もいるんだろうけど)隙を見せるまいと努力しても、きっとあちらには丸見えなのだろうと思う。だったらいっそがら空きの状態で臨もう、といったところ。

彼らは私が一所懸命話したことでも「それは違うよ」と否定するが、その否定ぶりが私には心地よかったりする。いつもの私なら「相手の臨む理想の自分」になるべしと肩を張るところなので、否定されるともちろんとても恥ずかしい。でも同時に心地よい。不思議な感覚だ。

なんちゅうか、尊敬する師匠と試合したもののやっぱり一蹴されて、負けたからすごく悔しいんだけど、でも「師匠…さすがです…」という思いでなんだか清々しいみたいな。

サヤカさんは女の人なのにガーリック好きで、脂の乗ったハラミ・ニンニク風味をたっぷり食べていたので、私は「あーあ」と思ったけど(いや、もちろん私も食べたのだが)、ニンニク臭い息を吐きながらもそれでも素敵さを失っていなくて。年齢を重ねただけで私も素敵な女性になれるのかといえば、それだけじゃ駄目だろうなと思った。

だから30になるまではひたすら走り続けるつもりだけど、そんな私にあからさまに支援をしてくれる男性ではなく、ちょっと離れたところから余裕を持って見守ってくれるようなちょい年上の男性が私には必要なのかなぁ、と思ったりした。

でも同じ立ち位置にいるからこそ共有できるものもあるだろうし。そう思いつつ、机の上の同い年の彼氏の写真は伏せたままだが。

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