最高の相談相手とは

2005年7月21日
「相談」って、すごくナンセンスだと思う。

なぜなら「切り札」があるからだ。つまり、「まあ最後はあなたが決めることだから」って言ってしまえば、そこに至るプロセスが大したものでなくても、それなりに綺麗にまとまるということ。

でも1対1のババヌキがつまらないのは、確実に目の前の相手がババを持っているのがわかるからでしょう?それと同じだ。「切り札」があるのを知っていながらゲームを始めたところで、全然面白くないではないか。でも人は人に相談する。もちろん私も。なぜだろうと思う。

私が第三者に意見を求めるのは、その相手が、自分に責任の無いことに対して好き放題言うのを聞きたいからだ。むしろそうでなければ聞きたくない。相談するこちらサイドとしては、最後に自分が決めなくてはいけないこと位、百も承知である。

ということで、私は最近色々とあるので、人から相談されたり相談する頻度も高いのだが、その度になんとも言えない白々しい気分を感じたりする。つまり、自分で相談に答えながら「私、使い古された綺麗事ばっかり言ってるなあ」と思うのだ。

よくわからないけど、人に気を遣いすぎているのかなぁと。本当は「あなたの人生がどうなろうと私に影響は及びません」という位のスタンスで、好き放題言っていいのかもしれない。もちろん相手を傷つけないレベルで、というのは重要だろうが。

一番多感な時代を一緒に過ごしたというのも、ときに厄介なものだ。彼女たちの長所・短所も知っているし、乗り越えた苦悩の数も把握できてしまうから。

一番的を射た(ときにそれは辛辣でもある)解答というのは、そこまで距離が近くない人からこそ飛び出るものかもしれない。その相手がある程度年上で経験豊富であるなら、なお良い。

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