こんなことを日記に書くのは私らしくないのだが。

基本的に私は俗っぽいこと(下らないことという意味ではないよ。)を日記で取り上げないタイプだが、それはなぜかというと、自分のあまりにも貧困な知識に基づいた滑稽論を展開するのがこわいからだ。そんな…そんな私が…敢えてバキューンと書かせていただく。


「雑誌」って、そもそも誰のものなんですか?


(私は、年齢を問われると恥ずかしくなる位、んもう絶望的に読書量が少ない。たぶん、あなたが予想するより遙かに遙かに少ない。間違いない。謙遜ではない。だからこそここに書く内容は「聞きかじり」でない自信が、すげーある。基本的に私は、「無」から自力で発生させた「思想」なり「疑問」なりをここに書いているつもり。もちろん、無菌室で育ったわけではないから、完璧な「無」ではないし、どっかで何かしらの影響を受けているに決まっているのだが、それにしても。)

たとえば50ページに及ぶ特集があるとして。私はほんの最近まで、その50ページというのは、誰か特定の人間が何かを訴えたくて作った50ページだと思っていたの。たとえば、太郎くんが『美味しいラーメン屋の条件とは』という特集をやりたいなと思ったら、自分で東京中のラーメン屋を取材して考えて、まとめたものがその50ページなのだろうと。もちろん、実際は太郎くん一人では時間が足りないから、花子ちゃんや次郎くんにも手伝ってもらうのだが、でも基本は「太郎くんのやりたいこと」なの。その50ページは太郎くんのもの、なのだと。

ただ、これだけ世の中が複雑になると(つまり、読まれる雑誌の数と読者の数が多くなると)、ちょっと話は変わるらしく。太郎くんが「東京の美味しいラーメン屋」を発掘したくて始めた雑誌は、どんどん人気が出てみんな買うようになる。だから太郎くんは似たような「東京の美味しいカレー屋」の雑誌、もしくは「東京の美味しいジンギスカン屋」の雑誌を作ることに決めるの。だからもうラーメン誌だけにかまってられなくなるの。でもラーメン好きの人たちは太郎くんの雑誌を楽しみにしてるから、太郎くんはアルバイトの山田くんと川野さんを雇って、ラーメン誌を代わりに作ってもらうの。太郎くんが「最低限、こういう風にはしないでね。」と言ったことを、山田くんと川野さんは守るの。

太郎くんの作った三つの雑誌の売れ行きは好調だ。ただ、太郎くんはそろそろ疲れたので、もう引退しようと思った。山田くんと川野さんに「頼りになりそうな友だちを選んでおいで。その人たちに手伝ってもらってもいいよ。」と言い残し、太郎くんはいなくなった。もともと太郎くんが始めたくて始めた"器"だけ残った。山田くんも川野さんも、そこまでラーメンが好きじゃないの。でも無くすわけにはいかないから、人を増やして頑張るの。ただ、その特集は、もはや太郎くんのものではない。

つまり、今、世の中の雑誌はこういう状態なのよね?(全部が全部そうとは言わない。)

たとえば。ほんの4ページほどの特集でも、その中の記事は「兵士」のような人たちが、ただ自分の割り振られた分だけを取材して、あとでそれらがツギハギのようにまとめられてできているのだと。これは、私にとってまさに青天の霹靂。で、その4ページが、趣旨としてめっちゃあることに「賛成」でも、その「兵士」たちはそれぞれその趣旨に批判的だったりするわけ。嫌だなあと思いながら戦争に行くのだそうで。

「え!?」みたいな。

「え!?」としか胃炎。まちがえた。言えん。

そんな馬鹿な話があるものか。単体としてそれぞれの「兵士」が戦争に「反対」なのに、全部の「兵士」を集めて兵隊にしてみたら、戦争に「賛成」してる一軍になっているようなものだ。誰も戦争をやりたくないんでしょ?おかしいではないか。火の無いところに煙が立っているようなものだと、私はこの話を聞いて思った。





いやー。今回、超バカっぽく書いてみたけど。私は世の中の多くのことを、無知な小娘の「バカな視点」でバッサバッサと斬りすてられる予感が、なんとなくだが、する。たとえ滑稽だと思われても、おかしなことに「おかしいと思う。」と告げられるのは、無知が許される今だけではないのか、と。

まあ、バカでない大人(それなりの知識アリ)が、後ろから「オイオイ、大丈夫か?」と見守ってくれてる前提がないと斬れないけどね。そうでないと、結局返り討ちにあってそれでオシマイである。

だいじょぶ、だいじょぶ。
そこらへん、ノープロブレム☆
うふっ♪

た、たぶんな…

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