志学の秋
2005年10月25日吾十有五にして学に志す。by孔子
とは言うものの。孔子さんに倣うなら、私の場合、「吾二十三にして学に志す。」といったところか。遅いと思う。我ながら。
卒業に必要な単位は既に取得した。が、色々と事情があって四年後期も授業に出ている。「やってられねー。」と言いたいところではあるが、最近ようやく"学生"らしい精神が芽生えてきたようだ。大学一年の頃から今のような気持ちで世の中を見ていたら、さぞ楽しい学生生活が送れていただろうに…とも思うが、大抵の人は何かが過ぎ行く頃にそのものの良さに気づくそうなので、まあこれも世の常だと思おう。
というわけで、本日は"学生"らしく、勉学に勤しんだ。
ノートの取り方も変わったな。板書を丸写ししてどーする。そして、綺麗に書いてどーする。(単に面倒くさがりになっただけ?)
陽の下で一人ランチ(ミックスサンドイッチ&野菜ジュース)を楽しみながら、読書。周りにはサークルの学生たちが大勢いて大分邪魔ではあったが、そういえば一年の頃、一人でお昼を食べるのが嫌で、二限が終わった瞬間に携帯の「大学の友達」に片っ端から電話していたが、そういうとき、ベンチを一人で占領しているお姉さんが静かに何かを食べているのを見て、「孤独ね。友達いないのかしら。」と思ったことがある。
今日、周りのサークル学生(たぶん、テニスかスノボ。派手だったから。)から「孤独ね。友達いないのかしら。」と思われていただろうか。でも歳をとるということは、孤独になり友達がいなくなることではないかな。でも同時に、歳をとるということは、孤独でなくなり友達ができることだとも思う。「なんだそりゃ。結局どっちなんじゃ!」と自分ツッコミをしながら、小春日和の本日は過ぎ行く。
(大学に来ると、ほぼ確実に感傷的になっていかん。)
-----------------------------------------------------------
備忘というか、メモ。
●素敵な目覚め方
どうにも宵っ張りな私。最近、画期的な起床法を開発中。
起きた瞬間、枕元のラジカセ(コンポではない)をON。
朝一でノリノリなロック(朝に似つかわしいクラシックではない)を聴きつつ、起きて早々PCをチェック。こうすると、絶対起きれる。イイ。
今朝は、北出菜奈の『18-eighteen-』から、
一曲目の「KISS or KISS」をエンドレスリピート。
それにしても、"KISS or KISS"ってタイトルは秀逸というかなんちゅうか。
「キスしかない…!!」って、相当切羽詰まってるよな。
人のこといえないけど。
●ヘレン・E・フィッシャーの『結婚の起源-女と男の関係の人類学-』
今、コレを読んでいる。
如何にも私が読みそうなタイトルではあるが、如何にも読んでいる。
文化人類学の観点は私の卒業論文にも必要なので、その関連で。
そもそも、私たちの祖先である「メス」は、男性の力を借りずに、自分の力だけで子どもを育てていたのである。それが、大体1400万年位前までの話。その頃は、豊富な雨の恩恵を受けた密林が覆い尽くしていたから。どこでも食べ物があったから。「メス」は自分と子どもが食べるだけの食物を、自力で確保できた。
でも段々と気候が変化した。何百万年も経つうちに、温暖な気候は徐々に失われ雨期と乾期ができ、乾期には密林の食べ物は減少する。サバンナが出現し、「メス」も「オス」も食べ物を探しに遠出しなければいけなくなった。サバンナは危険だ。外敵から身を守るために、サルたちは二足歩行を覚え、それが「性の革命」を起こした。二足歩行に適応した体つきになったのはいいのだが、骨盤が変型して出産が難しくなった。そのため、私たちの祖先は「早産」をするようになったのである。
「早産」をするようになると、子どもがなかなか大きくならないので、「メス」は狩りに行けなくなる。ということは…「オス」と契約を結ばざるを得なくなる。「オス」に取り入るために、「メス」はいつでも(発情期でなくても)セックスできるように進化していく…。
…。
う、うわー!!
そうだったのかーーー!!!!!
目から百万個ほどウロコをボロボロボロボロ落としながら、某ターミナル駅で涙ぐむほど感銘を受けてしまった(別に感動系の本ではないのだが)。この本を知るきっかけとなった某日記の作者のお姉さんと、そのご友人に深く感謝したい。
しかし。まだ中盤だが、疑問も多々あるな。
早く読み切らねば。
とは言うものの。孔子さんに倣うなら、私の場合、「吾二十三にして学に志す。」といったところか。遅いと思う。我ながら。
卒業に必要な単位は既に取得した。が、色々と事情があって四年後期も授業に出ている。「やってられねー。」と言いたいところではあるが、最近ようやく"学生"らしい精神が芽生えてきたようだ。大学一年の頃から今のような気持ちで世の中を見ていたら、さぞ楽しい学生生活が送れていただろうに…とも思うが、大抵の人は何かが過ぎ行く頃にそのものの良さに気づくそうなので、まあこれも世の常だと思おう。
というわけで、本日は"学生"らしく、勉学に勤しんだ。
ノートの取り方も変わったな。板書を丸写ししてどーする。そして、綺麗に書いてどーする。(単に面倒くさがりになっただけ?)
陽の下で一人ランチ(ミックスサンドイッチ&野菜ジュース)を楽しみながら、読書。周りにはサークルの学生たちが大勢いて大分邪魔ではあったが、そういえば一年の頃、一人でお昼を食べるのが嫌で、二限が終わった瞬間に携帯の「大学の友達」に片っ端から電話していたが、そういうとき、ベンチを一人で占領しているお姉さんが静かに何かを食べているのを見て、「孤独ね。友達いないのかしら。」と思ったことがある。
今日、周りのサークル学生(たぶん、テニスかスノボ。派手だったから。)から「孤独ね。友達いないのかしら。」と思われていただろうか。でも歳をとるということは、孤独になり友達がいなくなることではないかな。でも同時に、歳をとるということは、孤独でなくなり友達ができることだとも思う。「なんだそりゃ。結局どっちなんじゃ!」と自分ツッコミをしながら、小春日和の本日は過ぎ行く。
(大学に来ると、ほぼ確実に感傷的になっていかん。)
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備忘というか、メモ。
●素敵な目覚め方
どうにも宵っ張りな私。最近、画期的な起床法を開発中。
起きた瞬間、枕元のラジカセ(コンポではない)をON。
朝一でノリノリなロック(朝に似つかわしいクラシックではない)を聴きつつ、起きて早々PCをチェック。こうすると、絶対起きれる。イイ。
今朝は、北出菜奈の『18-eighteen-』から、
一曲目の「KISS or KISS」をエンドレスリピート。
それにしても、"KISS or KISS"ってタイトルは秀逸というかなんちゅうか。
「キスしかない…!!」って、相当切羽詰まってるよな。
人のこといえないけど。
●ヘレン・E・フィッシャーの『結婚の起源-女と男の関係の人類学-』
今、コレを読んでいる。
如何にも私が読みそうなタイトルではあるが、如何にも読んでいる。
文化人類学の観点は私の卒業論文にも必要なので、その関連で。
そもそも、私たちの祖先である「メス」は、男性の力を借りずに、自分の力だけで子どもを育てていたのである。それが、大体1400万年位前までの話。その頃は、豊富な雨の恩恵を受けた密林が覆い尽くしていたから。どこでも食べ物があったから。「メス」は自分と子どもが食べるだけの食物を、自力で確保できた。
でも段々と気候が変化した。何百万年も経つうちに、温暖な気候は徐々に失われ雨期と乾期ができ、乾期には密林の食べ物は減少する。サバンナが出現し、「メス」も「オス」も食べ物を探しに遠出しなければいけなくなった。サバンナは危険だ。外敵から身を守るために、サルたちは二足歩行を覚え、それが「性の革命」を起こした。二足歩行に適応した体つきになったのはいいのだが、骨盤が変型して出産が難しくなった。そのため、私たちの祖先は「早産」をするようになったのである。
「早産」をするようになると、子どもがなかなか大きくならないので、「メス」は狩りに行けなくなる。ということは…「オス」と契約を結ばざるを得なくなる。「オス」に取り入るために、「メス」はいつでも(発情期でなくても)セックスできるように進化していく…。
…。
う、うわー!!
そうだったのかーーー!!!!!
目から百万個ほどウロコをボロボロボロボロ落としながら、某ターミナル駅で涙ぐむほど感銘を受けてしまった(別に感動系の本ではないのだが)。この本を知るきっかけとなった某日記の作者のお姉さんと、そのご友人に深く感謝したい。
しかし。まだ中盤だが、疑問も多々あるな。
早く読み切らねば。
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