これが私の卒業制作
2005年12月6日最近の私の近況をお話しすると、んもう、たった一言で尽きてしまう。「卒業論文を書いてます。」の一言だ。
さて、「2005年度○○学科卒業論文について」というプリントを見てみると、卒業論文とはつまり、今まで蓄えてきた知性や感性やらを総動員してひとつにまとめ上げるものだとのこと。社会に出て役に立つかはわからないけど、自分だからこそ持てる抜き差しならないこだわりを誠心誠意集中して表現するプロセスが、例の"リベラル・アーツ"の精神とのこと。ほう。
私は一体大学で何を学んだのか。
私は4年間の大学時代を経てあることに気付きとても感動したので、それをマイ・ラヴァーに話した。何に気付いたのかというと、私は専攻の分野に関してはまったく不勉強だが、関係ない本を読んだり、インターネットをしたり、自分が素敵だと思う人の話を聞いたり、とにかくなんだかんだの課程で、「世の中の学問の配置図」のようなものが自分の中に出来上がったということ。
かのアリストテレスは、古代ギリシア時代に「諸学問を体系化した」ということで知られている。どういうことかというと、歴史学や生物学や倫理学や政治学は、かつてごちゃまぜだったのだが、それら雑然とした知識の中に割って入って勉強しやすいように整理したのが、アリストテレスだそうで。歴史学と生物学が異なる分野だということは、今の私たちにとっては当たり前のことだけど、彼のようなエライ人が整理してくれた後だからこそ、私たちは体系立てて勉強できるのだと思う。
で。私は歴史学と生物学が違うということは知っていたけど、それでも小さい頃から漠然としてた何かが、大学時代に一つの「体系」になったのだ。
例えるなら、私は新宿と秋葉原が違う土地だということは知っていたけど、中央総武線で簡単に移動できるものだから、まさに点と点でしか考えていなかった、みたいな。でも今は新宿と秋葉原が山手線でどの位置にあるのかがわかるから(つまり地図を手に入れたってこと。)、同時に品川や池袋に行く方法もわかるようになった。これはあくまで比喩的な意味で、ね。まだ行ったことのない土地と行ったことのある土地を、俯瞰して理解できるようになったということ。
なんちゅうか、「個々をバラバラに見てるようではだめよね。」ということが、感覚としてわかったのだ。就職活動も、それぞれの業界をバラバラに見てるようでは、多分だめ。極端な話、今は「自分が世の中のどのポジションにいるのか」がちょっとわかったので、もう一度就活をするなら、あまり業界にはこだわらないかもしれない。何しろ、社会は繋がっているのだ。
…というようなことをマイ・ラヴァーに話したら、彼は「そういうのを世間ではリベラル・アーツ(教養)って言うらしいぜ。」と、おっしゃった。
(草木も眠る丑三つ時に、こんな色気のない話をやや興奮気味に話すカノジョを持って、本当に彼は大変だろうなあと思う。)
サークル活動と恋にのめり込んじゃったせいで、大学時代になし得たことなんてひとつもないぞ、と思っていたけど、もしも我が大学が推奨する"リベラル・アーツ"が彼の言うようなものであるとするなら…
なんとか来年の春に胸を張って卒業できるのかもしれないわん。
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備忘。
●本日のBGM。
浜崎あゆみの『RAINBOW』。
あゆに関しては、ここで語るまでもないが。未だにすべての作詞を手がけるあたりに、彼女の、音楽に対する真摯な姿勢のみならず、「言葉」に対するコダワリが感じられる。私は頭で良し悪しを考えてばかりで(エンタメ系は特に。)、感覚的に「わー。好きだなー。」って感じることがあまり無いのだが、彼女に関しては、よくわからないけどなんか好きだ。
「Free&Easy」を聴いて思ったこと。
こんなこんな汚れた世界で
あなたはただ美しいものを
拾って救ってそして私に
見せてくれる人
この人、当時はアホそうに思えたけど、ものすごくイイ恋愛をしたんだろうなー、ってのが本当に伝わる。イイかどうかは他人が判断することじゃないけど、少なくとも、今までの自分がひっくり返っちゃうような恋愛をしたんだろうな、と。友だちになりたい。
ただ、イイ恋愛中ってどうしても自己に陶酔しがちだから、歌詞にすると上記のようなクサイものになりがちだよな。同じく陶酔してる人にしか、その真髄は理解できないのだろう…。
●意外な個人差・vol.2
鼻毛の生え方にも個人差があると、前々回の日記に書いたけど、どうやら私の鼻毛の生え方は、割と「女らしい」もののようだ。もっとわかりやすい部分で「女らしさ」をアピールしたいよ。
鼻毛に関しては、やはり住む地域(空気が綺麗かどうか)が重要なのだろうか。
さて、「2005年度○○学科卒業論文について」というプリントを見てみると、卒業論文とはつまり、今まで蓄えてきた知性や感性やらを総動員してひとつにまとめ上げるものだとのこと。社会に出て役に立つかはわからないけど、自分だからこそ持てる抜き差しならないこだわりを誠心誠意集中して表現するプロセスが、例の"リベラル・アーツ"の精神とのこと。ほう。
私は一体大学で何を学んだのか。
私は4年間の大学時代を経てあることに気付きとても感動したので、それをマイ・ラヴァーに話した。何に気付いたのかというと、私は専攻の分野に関してはまったく不勉強だが、関係ない本を読んだり、インターネットをしたり、自分が素敵だと思う人の話を聞いたり、とにかくなんだかんだの課程で、「世の中の学問の配置図」のようなものが自分の中に出来上がったということ。
かのアリストテレスは、古代ギリシア時代に「諸学問を体系化した」ということで知られている。どういうことかというと、歴史学や生物学や倫理学や政治学は、かつてごちゃまぜだったのだが、それら雑然とした知識の中に割って入って勉強しやすいように整理したのが、アリストテレスだそうで。歴史学と生物学が異なる分野だということは、今の私たちにとっては当たり前のことだけど、彼のようなエライ人が整理してくれた後だからこそ、私たちは体系立てて勉強できるのだと思う。
で。私は歴史学と生物学が違うということは知っていたけど、それでも小さい頃から漠然としてた何かが、大学時代に一つの「体系」になったのだ。
例えるなら、私は新宿と秋葉原が違う土地だということは知っていたけど、中央総武線で簡単に移動できるものだから、まさに点と点でしか考えていなかった、みたいな。でも今は新宿と秋葉原が山手線でどの位置にあるのかがわかるから(つまり地図を手に入れたってこと。)、同時に品川や池袋に行く方法もわかるようになった。これはあくまで比喩的な意味で、ね。まだ行ったことのない土地と行ったことのある土地を、俯瞰して理解できるようになったということ。
なんちゅうか、「個々をバラバラに見てるようではだめよね。」ということが、感覚としてわかったのだ。就職活動も、それぞれの業界をバラバラに見てるようでは、多分だめ。極端な話、今は「自分が世の中のどのポジションにいるのか」がちょっとわかったので、もう一度就活をするなら、あまり業界にはこだわらないかもしれない。何しろ、社会は繋がっているのだ。
…というようなことをマイ・ラヴァーに話したら、彼は「そういうのを世間ではリベラル・アーツ(教養)って言うらしいぜ。」と、おっしゃった。
(草木も眠る丑三つ時に、こんな色気のない話をやや興奮気味に話すカノジョを持って、本当に彼は大変だろうなあと思う。)
サークル活動と恋にのめり込んじゃったせいで、大学時代になし得たことなんてひとつもないぞ、と思っていたけど、もしも我が大学が推奨する"リベラル・アーツ"が彼の言うようなものであるとするなら…
なんとか来年の春に胸を張って卒業できるのかもしれないわん。
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備忘。
●本日のBGM。
浜崎あゆみの『RAINBOW』。
あゆに関しては、ここで語るまでもないが。未だにすべての作詞を手がけるあたりに、彼女の、音楽に対する真摯な姿勢のみならず、「言葉」に対するコダワリが感じられる。私は頭で良し悪しを考えてばかりで(エンタメ系は特に。)、感覚的に「わー。好きだなー。」って感じることがあまり無いのだが、彼女に関しては、よくわからないけどなんか好きだ。
「Free&Easy」を聴いて思ったこと。
こんなこんな汚れた世界で
あなたはただ美しいものを
拾って救ってそして私に
見せてくれる人
この人、当時はアホそうに思えたけど、ものすごくイイ恋愛をしたんだろうなー、ってのが本当に伝わる。イイかどうかは他人が判断することじゃないけど、少なくとも、今までの自分がひっくり返っちゃうような恋愛をしたんだろうな、と。友だちになりたい。
ただ、イイ恋愛中ってどうしても自己に陶酔しがちだから、歌詞にすると上記のようなクサイものになりがちだよな。同じく陶酔してる人にしか、その真髄は理解できないのだろう…。
●意外な個人差・vol.2
鼻毛の生え方にも個人差があると、前々回の日記に書いたけど、どうやら私の鼻毛の生え方は、割と「女らしい」もののようだ。もっとわかりやすい部分で「女らしさ」をアピールしたいよ。
鼻毛に関しては、やはり住む地域(空気が綺麗かどうか)が重要なのだろうか。
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