終了モラトリアム
2006年3月20日大学の友達6人組で、最後のお泊まり会。
●構成メンバー。
TK … 男、王子系、特技は突然高い声を出すこと。
A香 … 女、新しいモノ好き、趣味はケータイの機種変。
H之 … 男、水戸出身、モットーは「人と違うことをする」。
Aっぺ… 女、小振り、チャームポイントは細すぎる目。
K子 … 女、滑舌が良くない、口癖は「お母さん、ゴメン!」
りん … 女、才色兼備。
13時に大学の正門集合。
「お昼は各自済ませること!」と記載したにも関わらず、集まってからぽつぽつとコンビニに消える面々。このグダグダさもそろそろ最後。本日のメインイベントは、構内での写真撮影。自慢の一眼レフが壊れたらしいTKが、仕方なくデジカメ持参。しょっちゅう集まっていた陽の当たるエリアにて、集合写真を。その後、個人に分かれてバストアップ×1、全身×1。
そういえばまだ入学したての頃、昼休みに新館で鬼ごっこをしたなあ、と思い出す。ハタチを過ぎてする鬼ごっこがやけに新鮮で、それがきっかけだったのか、(一見)くだらないことを大マジで行うスタイルが私たちに定着してしまった。遊びもマジ。勉強もマジ(?)。そしてきっと仕事もマジ。最後のくだらないこととして、大規模なかくれんぼを計画していたが、なんとなくそんな気分になれず中止。この気まぐれさもいつも通り。
「いつもの店で。」という店を持たない我らは、春から一人暮らしを始めるA香宅を会場に。
生活感のあまり感じられない(物が少ない、白が基本色の)部屋はまことにA香らしい。「これでも増えた方なんだけどねー。」とA香。大量購入した菓子とカップラーメンをつまみながら、酒の存在をすっかり忘れてたことにハタと気づき、慌てて飲み始める。いつもそうだが、全員が決して下戸ではないのにそこまで酒を飲む気にならない。素面でいい。
話は、自然、大学四年間を振り返るような流れに。色々あった。そして、全員に彼氏・彼女が同時にいた期間が一度もない。誰かが付き合い始めると、誰かが別れた。高校時代までをリセットして入学した私たちは、当然のように湧き出る問題にぶち当たって(チーム内部でも外部でも)、うーんうーんと悩んで、ここに来てもう一度リセットする。ただ、リセットが許される試用期間がもうあまり長くないことを各々が理解していて、それを嬉しいことと受け止めているのかどうかには、たぶん、個人差がある。私に関して言うなら、嬉しくもあり悲しい。もうリセットしなくていいよなと自然に思えるようになる頃、皆、「責任」と「家族」を持つのかな。私は何をしてるかな。
本日のメインイベントその2、卒業証書授与式。
イイ歳して何やってんだという突っ込みは禁止、という暗黙のルールの下、手作りの卒業証書に「このチームからは卒業できません!」と記載(G.Crew使用)し、BGMとともに授与。
その後、自他共に認めないインテリの私がトランプ大会に参戦。「七並べ」や「大貧民」などを。終盤は、「ウィンクキラー」。6人が押し黙って顔を見合わせる中、鬼がこっそりウィンクし、された人は死ぬ、でも鬼がウィンクするのを第三者が発見したらセーフ、いうルール。目の細いAっぺはやや有利だが、ポーカーフェイスをとことん苦手とするK子がゲームを乱す。つぶらな瞳のTKはまばたきがウィンクに見えるし、A香とH之はソツがないので目を合わせられない。私はといえば、鬼になると殺気が感じられるそうで不向きらしい。
引っ越したばかりで布団が無いA香宅。家主のA香と小振りのAっぺはベッドに。その他は、一枚しかない毛布を奪い合うように、かつ、隙間を埋めるように(ジグソーパズルのようだ…)就寝。
いびきや、寝言や、その他色々なものがこだまする中、夢を見た。
起きたらTKとK子はいなくて、それぞれのメモが机の上に。集まったのは同時だったけど、解散は一人ずつ。私も同じようにメモを残して、これ以上ないっちゅうくらいに晴れ渡った空の下へ。眩しい。こんな風にぽつぽつと私たちは旅立つけど、今日の天気が素晴らしいように、我らの前途も光に満ちている、はず。うん。たぶん。ね?
●構成メンバー。
TK … 男、王子系、特技は突然高い声を出すこと。
A香 … 女、新しいモノ好き、趣味はケータイの機種変。
H之 … 男、水戸出身、モットーは「人と違うことをする」。
Aっぺ… 女、小振り、チャームポイントは細すぎる目。
K子 … 女、滑舌が良くない、口癖は「お母さん、ゴメン!」
りん … 女、才色兼備。
13時に大学の正門集合。
「お昼は各自済ませること!」と記載したにも関わらず、集まってからぽつぽつとコンビニに消える面々。このグダグダさもそろそろ最後。本日のメインイベントは、構内での写真撮影。自慢の一眼レフが壊れたらしいTKが、仕方なくデジカメ持参。しょっちゅう集まっていた陽の当たるエリアにて、集合写真を。その後、個人に分かれてバストアップ×1、全身×1。
そういえばまだ入学したての頃、昼休みに新館で鬼ごっこをしたなあ、と思い出す。ハタチを過ぎてする鬼ごっこがやけに新鮮で、それがきっかけだったのか、(一見)くだらないことを大マジで行うスタイルが私たちに定着してしまった。遊びもマジ。勉強もマジ(?)。そしてきっと仕事もマジ。最後のくだらないこととして、大規模なかくれんぼを計画していたが、なんとなくそんな気分になれず中止。この気まぐれさもいつも通り。
「いつもの店で。」という店を持たない我らは、春から一人暮らしを始めるA香宅を会場に。
生活感のあまり感じられない(物が少ない、白が基本色の)部屋はまことにA香らしい。「これでも増えた方なんだけどねー。」とA香。大量購入した菓子とカップラーメンをつまみながら、酒の存在をすっかり忘れてたことにハタと気づき、慌てて飲み始める。いつもそうだが、全員が決して下戸ではないのにそこまで酒を飲む気にならない。素面でいい。
話は、自然、大学四年間を振り返るような流れに。色々あった。そして、全員に彼氏・彼女が同時にいた期間が一度もない。誰かが付き合い始めると、誰かが別れた。高校時代までをリセットして入学した私たちは、当然のように湧き出る問題にぶち当たって(チーム内部でも外部でも)、うーんうーんと悩んで、ここに来てもう一度リセットする。ただ、リセットが許される試用期間がもうあまり長くないことを各々が理解していて、それを嬉しいことと受け止めているのかどうかには、たぶん、個人差がある。私に関して言うなら、嬉しくもあり悲しい。もうリセットしなくていいよなと自然に思えるようになる頃、皆、「責任」と「家族」を持つのかな。私は何をしてるかな。
本日のメインイベントその2、卒業証書授与式。
イイ歳して何やってんだという突っ込みは禁止、という暗黙のルールの下、手作りの卒業証書に「このチームからは卒業できません!」と記載(G.Crew使用)し、BGMとともに授与。
その後、自他共に認めないインテリの私がトランプ大会に参戦。「七並べ」や「大貧民」などを。終盤は、「ウィンクキラー」。6人が押し黙って顔を見合わせる中、鬼がこっそりウィンクし、された人は死ぬ、でも鬼がウィンクするのを第三者が発見したらセーフ、いうルール。目の細いAっぺはやや有利だが、ポーカーフェイスをとことん苦手とするK子がゲームを乱す。つぶらな瞳のTKはまばたきがウィンクに見えるし、A香とH之はソツがないので目を合わせられない。私はといえば、鬼になると殺気が感じられるそうで不向きらしい。
引っ越したばかりで布団が無いA香宅。家主のA香と小振りのAっぺはベッドに。その他は、一枚しかない毛布を奪い合うように、かつ、隙間を埋めるように(ジグソーパズルのようだ…)就寝。
いびきや、寝言や、その他色々なものがこだまする中、夢を見た。
起きたらTKとK子はいなくて、それぞれのメモが机の上に。集まったのは同時だったけど、解散は一人ずつ。私も同じようにメモを残して、これ以上ないっちゅうくらいに晴れ渡った空の下へ。眩しい。こんな風にぽつぽつと私たちは旅立つけど、今日の天気が素晴らしいように、我らの前途も光に満ちている、はず。うん。たぶん。ね?
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