そこそこ有意義な週末。

先週買ってもらったばかりの粉ふるい器を使い、朝からケーキなぞ焼く。

バターと砂糖をハンドミキサーですり混ぜて(ここで空気をたっぷり含ませるのが、ふんわり焼きあげるコツ)、卵を少しずつ加えて、ココナッツパウダー、ベーキングパウダー、薄力粉、牛乳、刻んだパイナップルをadd。ウィスキーを少々加えてアダルティなお味に。生地を型に流し込んだら、缶詰のパイナップルをon。上下火で50分。焼き上がったら、熱したアプリコットジャムを上面に塗ってツヤを出す。「パイナップルケーキ」完成!

カットしたケーキと愛を鞄に詰めて、夕刻、出発。

元バイト先のコらが集まる送別会へ、一瞬、顔を出す。まさか来るはずないと思われていた人(私のこと)が現れたせいか、一同ざわめく。「さよなら」くらいはきちんとね。せっかくだから一曲だけ、と、数年ぶりにマイクを持ち、覚えたばかりの今時ソングを披露。本当の十八番は大黒摩季と相川七瀬だけど、いかんせん、どちらも古すぎる。

その後、新宿西口に溜まる酔っぱらいの絡みをかわしながら、仕事飲みを済ませたマイ・ラヴァーと合流。人でごった返す新宿駅はいつものことだけど、送別会シーズンと桜の影響でいつにもまして混むようだ。

春なのに冷えるねえ、と話しながら、夜桜を見る暇も無く帰宅。

玄関にて。メイン傘以外に置かれた女物チックの傘について、弁明が。「前にも一本女物っぽいのがあったでしょ?あれはもらい物で、今度のこれが加わって二本になっちゃったけど、別にそういうんじゃないからね。」「そうか、私は三人目か。」と、まったく気にしてないのにいちいち説明する人が可笑しい。

コーヒーをすすりながらスポーツニュースを見る。「ウッチー辞めちゃうんだね。」「みたいだね。」「ウッチーの服不思議だね。」「ほんと不思議だね。」「ねえ、"宇宙間"って何?」「ライトとセンターの間ってことだよ。」「そうなんだ。」「"宇宙"じゃなくて"右中"だからね。」「あ、そっか。」「ところで、この前、私服着てたら、浪人生かと思った、って言われたよ。」「あはははは!わかる!!」「俺は現役で大学入ってるんだけどなあ。」「でも浪人生顔だよね。」「あと、白衣着てたら、助手っぽい、って言われた。」「あはははは!助手なんだ、博士じゃないんだ!?」「この髪型のせいかな?」「そうかもね。なんしか、わかる!!」と、話題は尽きない。

お風呂にお湯を溜めながら、持参したケーキをパクッ。

「白衣姿、見たかった。」「そう!?」「いいなぁ、見た人たち。」「いいじゃん、白衣は見れんけど、こういう姿が見られるんだから。」「そっか。」「でもあの人たちはこんな姿見たくないか。」「たしかに。」と、お一人様限定(たぶん)の光景を堪能した後、明日の昼をどこで食べようかと思案。何がスゴイって、『東京のオイシイ店100選!』(←タイトルうろ覚え)みたいな本が、山ほど常備してあることだ。「俺、やっぱ、イタ飯とか好きかも…。」「そうなの!?キャラが違うよ!」「うーむ。とりあえず、今は腹がいっぱいだから、写真を見てもそそられないな。決められん。」「そ、そういうもんなんですか…。」と話しながら、就寝準備。

ぽんぽんとビールっ腹を叩く彼と「おめでたですか?」「ええ。あ、今、蹴った!」「元気ですねえ。」とふざけ合った後に思ったのは、エイプリルフールの本日、「これは嘘じゃないよね?」と問いたくなるような瞬間が多すぎて目を回している私こそ、本当の四月バカだということ。

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