四月の化学式

2006年4月1日
10時に目覚ましをセットしたものの、13時半起床。(なぜだ?)

最近の懸案事項として「眠がる人を如何に起床させるか」というものがある。一度覚醒したからといって油断は禁物だ。何しろ、敵は二度寝(三度寝でも可)のプロ。まさかこんな体勢で寝るはずがない、と思っていると、スー、スー、と寝息を立て始めて、「ええぇっ!?」と驚く羽目になる。お疲れなのね、と思い、「寝ていいよ。」と言おうものなら、「あのとき寝ていいって言われたから寝ちゃった。」と言われる始末。敵は手強い。

小洒落た店でランチコースでも食べようと思っていたものの、かなり苦しい状況。ランチは二時までという店がほとんどで、このままだとカレーになるな、と予想しつつ、とりあえず歩いてみて決めよう、という作戦。

結局、近所の洋食屋にて、ビーフシチュー、グリーンサラダ、アイス・カフェオレを堪能。delicious。

ふと、付き合う前のことを思い出す。

本当は小洒落たことが好きにも関わらずそれらに反発心を抱いてた私は、自分のキャラクターを勝手に方向付けていたような。彼にも同じような匂いを感じ、それがきっかけで惹かれたような。秋の始まりは冬の終わりに似ている。冬の完全な終わりを感じさせる今日の陽気は、私に、あの秋の日を思い出させる。まったく可笑しい話だが、日比谷公園で茶ぁしながら「世の中には見えないラインがあるよね。」「わかります。"あっち側"の人とは友達になれませんよね。」「失礼ながら、りんさんは"こっち側"だよね。」「○○さんも"こっち側"だと思います。」「ただ、"こっち側"はモテないんだよなあ。」「そうですね。失礼ですが、さぞモテなかったろうな、と想像されます。」「そう、だから、見た瞬間にコイツは"こっち側"だ、と思われるのもマズイんだ。」「ああ、それもわかります!」「で、"あっち側"はイタ飯とか食べてるんだよね。」「あははは!"こっち側"は、居酒屋でいいよ、ってノリですもんね!」と意気投合した記憶がある。

小洒落ただけの店より本当に美味しい肴を出す汚い店の方が好き、その点はお互いに今も変わらないけど、"こっち側"同士が付き合い始めて以来、「イタ飯もいいよね。」などと言い出す彼は、少し、変わった気がする。「変わったね。」と伝えたら、「そんなことないよ…。」と答えながら顔を曇らせるかもしれないけど、私は気付いた。彼より未熟な私は、彼と出会って変わっていく自分のことで精一杯だった。穏やかながらどこかに尖った部分を秘めていた彼のことは付き合う前からよく知っていたけど、その尖った部分に共感した私が変わっていくように、彼ももしかしたら変わっていくのかな、と。ただの水素原子同士が、ひとつのOを共有して、「水」という物質になるように。

こんなことを思っても本人に面と向かって言えない私は、うっかり口を滑らせることがある。「言葉」に人並みならぬ価値を見出していた私だけど、最近、「言葉」の無い世界へ行きたい、と思うことがある。水素が結合するときに「言葉」は要らない。「言葉」があるからこその幸せも多く貰った気がするけど、最近は、「言葉」の無い世界がふと見えるときの私の中をもっと見て欲しい、同じようにその世界を漂いたい、と思ったりする。

(にも関わらず、結局、今日もこうして「言葉」を使う。)

桜が満開の本日。

おなかの具合が芳しくない人に「桜を見に行こう!」と誘うのはさすがに憚られ、休日なのに会社に向かう彼と握手してバイバイ。せめて桜の写メールでも送ってあげようと思い、外堀通りの桜を撮影 → あゆを聴きながら帰宅。

ひらひらひらひら 花びら散るように
ゆらゆら揺れる心誇り高くあれと

(浜崎あゆみ・「Will」より。)

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備忘と雑感。

●ノートを購入。
入社したら、毎日、電車の中で反省を書こう。

●アロマキャンドル×1を購入。
"オレンジソーダ"と書いてあったからワクワクしながら点火したのに、さっぱり匂わない。責任者は誰ですか?

●綺麗にしてください、という会社からのプレッシャーがのしかかる。。。

●エテュセのコンシーラー(ライトベージュ、¥2,000)を初購入。良い。

●今年最後の鍋(たぶん)を食べる。

●ついに。
研修合宿に入るので、更新、滞ります。

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