本日もお勤めday(←当たり前だが)。

研修も中盤。そろそろ実技が増えてきた。「こ、これを私たち(素人)がやるのか!?」と叫びたくなる作業内容に泡を吹きそうになる。家庭科は苦手じゃないけど、得意じゃない。それにしても、「女としてできた方が良いこと」を習得する機会が妙に多い。こうして働くうちに素敵なレディになれるかしら、ふっふっふ。…と同期に話したら、「肝っ玉母さんになるだけじゃない?」と言われ、衝撃。

帰宅後、非常に不愉快な「議論」をオン・ラインで展開。

「アルバイト」と「社員」の違いについて考えている。私が親しくしているおねえさんは、アルバイトも社員も変わらないと言う。やっていることは同じだから。そして、「社員だから頑張る、というのはナンセンスだ。」と彼女は言う。その逆も然り、と。

私は言った。

アルバイトと社員はやはり違うと思う。業務(やってること)は、ねーさんの言う通りあまり変わらない気がするけど、「働いたら働いた分だけくれる時給」ではなく、「賃金と労働が(事実上)釣り合ってない月給」を貰う社員では、何かが違うと私は思う。会社がアルバイトに求めるのは「等価交換」で表される何かだが、社員はある種の損をしてでも(下手したら一生)身を預けることにより、会社から実は莫大な投資をされている。「社員」は会社の資産になる。「アルバイト」は一時的な契約だ。

ねーさんは言った。

実は会社はアルバイトにも同じことを求めていた、と。そう感じられないのが学生の甘えだと。接客業に社員とアルバイトの区別をするなら、全員社員にするだろう、と。そうじゃなきゃリスクが大きすぎる、と。アルバイト時代にそれに気付いていなかったアナタ(私のこと)は「甘すぎる学生」で、学校に通わなくなってこれからわかることがあるだろう、と。

私は思う(言ってはいない)。

もし、会社がアルバイトと社員に同じものを求めているなら、待遇の違いを認めるはずがない。アルバイトに求めるものが社員以下だから、アルバイトへの待遇も社員以下だ。ボーナス(おつかれさま、という思い)は無い。年金も払わない。そして、一時的にいてもらえればそれで良いと思っているからこそ、辞めた後の面倒は見ない(退職金は無い)。待遇の違いを認めつつ貢献だけは社員並に? それこそナンセンスだと私は思う。

ひとつ補足がある。バイトで雇われている側が社員と同じ「意識」を持つこと、これは認められてしかるべき。そうあるべきだろう。実際、そう思わないと業務が回らない。「バイトに最大限求めること」を、社員とはまた違った形で精一杯果たしていた自負がある。同時に、アルバイトには「どうせバイトだもん。」というぬぐい去れない気持ちもあった。ねーさんはそれを良しとしないが、私が雇う側なら「それで良い」と思うだろう。それを覚悟で雇うだろう。

もうひとつ。

「だから学生は甘い。」と言われても、返す言葉が無い。学生は甘い。甘いのだ。甘いお菓子を食べて「これは甘いですね。」と言うことにどんな意味があるだろう。たとえば、既に学生じゃない私が学生のような真似をしたら、「甘い。」と罵られて当然だ。それは、求められる水準より下回っているということ。本質的に甘い学生に対して「だから学生は…」と思うとき、水準以上の何かを求めていることはないか。学生は学生として最高水準を維持すべく努力すべきで、そうでない学生(最大限の努力をしてない学生)があまりにも多いことがそもそもの問題とはいえ、過剰な期待をしてその通りのことが返ってくることなど滅多に無いような。

最後に。

自分が経験を積んで「何かを学んだ」と思うこと。それはかまわない。しかし「学んだこと」を人に(上からの目線で)語るとき、その人は「もう学びきった」とでも思っているのか。そう切り返したら、「そんなはずはない。」と言うだろう。そんなはずがないなら、さも正しいことのように語るべきじゃない。どこかに隙を作るべき。「たぶん、これが正しいと思うんだけどね…。」という謙虚な姿勢こそ、「学び続ける人」の持ち得るべきものじゃないかな。と、私は思うんだけどね…。

入社して早10日。

取るに足らないことがどうしようもなく気になる。それなりにストレスが溜まっているということか。

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その他雑感。

●満員電車の向き・不向き。
「日本の悪伝統」とも言われる満員電車だが、私はそれほど苦痛じゃない。挟まれているとむしろ安定する気がするのは、気のせいだろうか。

●思い出し○○。
「思い出し笑い」はともかく、「思い出し怒り」と「思い出し恥ずかし」だけはどうにかしてほしい、自分。

(↑前にも書いたっけ?)。

●ライスと餃子(のみ)を胃からはみ出るほど食べたい。

コメント

nophoto
サイヤ人
2006年4月14日15:11

同感。「社会人」と「アルバイト」はやっぱり違う!
「アルバイト」は一時的な契約にすぎない!!

でも使う側(経営者側)が期待しているものってのは同じかもね。「給料払ってるんだからちゃんと働け」みたいな感情。そこに社員とバイトの差別化はないと思う。

大きな違いと言えば
いつでもクビを切られる可能性のあるバイトとそうでない社員の差じゃないかなー(給料の事を別にして)

ただどちらも辞める権利ってのは働く側にあるよね。
雇用関係ってよく出来てるなー。

りん
りん
2006年4月16日1:19

>サイヤ人さま

共感していただいて嬉しいです。この日記を書いた日は相当憤慨していたようで…。私もまだまだですな。

もし「アルバイトや契約社員」と「社員」が同じなら、フリーターに憧れる人も社員になりたがる人もいないと思うんですよね。ほんと、雇用関係ってよくできてると思います。好きな方を選べますからね。

>でも使う側(経営者側)が期待しているものってのは同じかもね。「給料払ってるんだからちゃんと働け」みたいな感情。

私が思わず憤慨した相手も、おそらく、このことが言いたかったんでしょうね。

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