イチコロサタデー(どっちが?)
私を祝福するように晴れた土曜日。

朝一で美容院へ。大好きな美容師さん(イケメン)に注文をつける。「りんちゃん、この後どっか行くの?」「久々のデイトなんです。」「どんな感じにしようか?」「テーマは可愛ボーイッシュです。」「了解。イチコロだね。」と、"マイ・ラヴァーイチコロ計画"に向けて始動。ショキショキ。

同時刻、私と同じように床屋に向かったらしき彼とケータイでやり取り。ニューヘアをお楽しみに、という内容を送ったら、「ニューヘア、ってなんか卑猥だね(笑)。」という返事。よくわからん人や、という所感を抱きながら、颯爽と出発。

午後五時、代々木のブックオフにて合流。

就職祝いに時計をプレゼントしてくれるという。盤が傷だらけ且つバンドが緩んだアニエス・べーを葬る日がついに来た。わーいわーいと新宿高島屋へ。一緒に何かを選ぶのは、誕生日のネックレス以来二回目。彼の趣味は付き合う前からなーんとなーく想像がついていたものの、こうして巡るとよくわかる。知的で、上品で、でも地味じゃない。ネックレスも、時計も、そして女も(笑)。

散々迷った末、セイコー・ルキアの定番タイプを。チーン(←レジの音)!「何度見てもイイネ!」「やっぱりそう思う?」と、自分たちのセンスに自分たちで感嘆するおバカップルは、ついでに高島屋近くのウニクロ、じゃなかった、ユニクロへ。「会社に着ていく服が無いんだよー(泣)」(←byマイ・ラヴァー)「ユニクロでいいの?」「ユニクロでいいよ。」シャツコーナーにてお買いあげ。チーン(←再び)!袋が二つになったカップルは最後に新宿タワーレコードへ。新宿は危険だ。ロフトに行けばジュンク堂、映画を観れば紀伊国屋、駅近くにはタワーレコード、と、「ちょっとだけ、ね?ちょっとだけ!」と連行される危険に満ちた街。サンボマスターの新譜(?)とその他何やかやをゲット。チーン(←三たび)!

その後、電車に乗って東京駅へ。…と、中央線車内にて事件発生。

「駆け込み乗車はおやめください。」というアナウンスが流れたそばから、駆け込む女性。挟まる、危ない! ガッと右手を伸ばして車内からドアをこじ開けるマイ・ラヴァー。ビックリして何もできなかった私とビックリしつつも動いた彼の間を、すまなそうな顔ですり抜ける女性×1。

思い出した。まだ付き合う前、「女の子はひとしみなに大切だ。」と語ってくれた彼(なんてことをここに書いたら「人にそんなことを言うんじゃない!」と言われそうだが)は、ただのフェミニストじゃなくて。男女の違いを認めることは差別でもなく、むしろ、本当は対等だからこそ相手の得意・不得意を察して支援することができるのでは? 力だけの戦士が必ず回復呪文を唱える魔導士を連れるようなもので、パーティ内で両者に差があるわけじゃない。かといって声高に男女平等を訴えるわけでもなく、潜在意識に近い部分で自身の(男としての)役割を認知し、自然に、咄嗟に、彼は手が出る。私がいざピンチに陥ったとき、「えーと…、こういうとき、男は女を助けるのかな?」と考えてこれみよがしな支援をするのではなく、彼は、自然に、咄嗟に、ドアをこじ開けるようにまた私を助けてくれるのかな、と。

恥ずかしい話は終わり。今日の夕食は、元バイト先の先輩が就職した丸ノ内の焼肉屋にて。

私がお店を手配するのは初めてのこと。「これ、僕からのサービス。」と、上物の肉を惜しみなく持ってきてくれる先輩に謝謝。ユッケ、青菜の胡麻サラダ、上フィレ肉などを堪能し、マンゴープリンで〆。

帰宅後。

「なんでトイレットペーパーホルダーの上にボールペンがあるの?」「そりゃあ…雑誌の大事な部分にアンダーライン引くためだよ。」「トイレでそこまで熟読しないでよ。」「熟読じゃなくても気軽にアンダーライン引くんだよ。」「トイレで気軽にアンダーライン!?」と、彼の話はツッコミどころが多くて困るが、このツッコミもまたしばらくできないと思えば何もかも貴重に思える。

早めに就寝。

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