世界でいちばんおいしい休日
グループデート(?)に興じるG.W。

スカッと晴れた空の下、遠路はるばるいらっしゃったOさん&Sさんを、まずは、本日のホスト二名(私&マイ・ラヴァー)でお出迎え。「どーもどーも!」と常にどーもから始まるOさんと、「さっき黒豚がいたんです〜!」といきなり(Oさんいわく)わけわからんSさん。お変わりないようで何より。

私が心から愛する街、神楽坂。晴れた日は坂を下るだけで幸せになる魔法の街。魔法をかけられたような気分で坂を下り、飯田橋駅から徒歩一分、外堀に浮かぶ「CANAL CAFE」へ。「こういうところに連れてきてほしいんです〜!」「いつもはOさんとどんなところへ?」「どこにも行ってません…。」「わははは!(←笑っちゃ失礼?)」などと話しながら、水上デッキでピザをシェア。さっそくビールなんて飲んじゃう男性陣を前に、ともに飲んだくれの彼氏を持つ女性二名は無言の結束を誓う。

お茶(酒?)を楽しんだ後、山手線で移動。

12月にSさんらの地元をご案内いただいた恩もあるし、と、今回の町歩きプランニングに関して、ねじりはちまきレベルの気合いを入れていた"東京組"。…のはずが、今回のプランナーは、休みが不規則な上に直前にケータイを紛失した役立たずの私と、昼夜逆転の生活を元気に送り続けるマイ・ラヴァー。霊園を右手に昭和の匂いが感じられる一帯へ。

古い家屋と、寺院と、商店街。「このへんは素敵ですねぇ。」「ねえ〜!」「付き合い始めた頃、(マイ・ラヴァーに)いきなりこのあたりを案内されてビビりましたけどね。」「いやぁ〜!こんなところに連れてこられたらみんなメロメロになります!」と、男性の好みがそっくりなようで、実は違うと思いきや、やっぱり似てる気がする私とSさん。

台東区をブラブラ → 文京区の往来道書店経由 → 東京大学構内へ。

農学部・工学部を横目に、安田講堂、三四郎池へ。鬱蒼と茂った木々の中に突然現れたかのごとく広がる池を前に、私、(心の中で)キャアキャア。「俺らの大学にこんな池があったら絶対飛び込むな。」「ははは!たしかに!」と話す同じ大学出身の男性陣と、にこにこしながらそれを見守るSさんの、さらに後ろから見守る私が思ったこと。

シンメトリーには秩序が見いだせるが、「男・女・男・女」という一見対称に見える和は、実は完全なシンメトリーじゃない。「男と女」という一対の組み合わせがときにデコボコして秩序を失うとしても、同じものをもう一対持ってきたときのバランスは、僅か一対では成し遂げられない何かを生む。かといって、世界にまったく同じカップルが存在しないように、どれだけ対称でありたいと願ってもそれは叶わない。だからこそ1/4の互いが1になるために均衡を保とうとする瞬間が、私は好き。不思議だ。不思議な縁をしみじみと実感する瞬間、私はいつも敬虔な気持ちになる。そして、生まれてきて良かったとさえ思ったりもする(大袈裟?)。生まれたばかりの私のために「良き出会いがあるように。」と、両親はおそらく願ったはず。23年前に放たれた願いは世界を駆けめぐって多くのものを孕んで、今の私に何かを運んできた。20年プラスαをかけて同じように世界を回ってきた願い同士は、私たちには見えない世界でぶつかって、共鳴して、ときに砕けてキラキラと輝くように奇跡を生む。そのきらめきこそを、人は「縁」と呼ぶ。

その後、さらに不思議な縁の末に出会ったJねーさん合流。

初対面同士のSさん&Jさん。互いに"お噂はかねがね"。「Jさんは素敵な人です。」とSさんに言い続けてきたが、実際にお会いしたら「ステキという三文字じゃ言い表せません!」と言い出すSさん。長女、O型、関西出身、という我らで(勝手に)チーム結成。次回以降も楽しみだ。食べ物の好き嫌いがほとんど無い私以外の四人は、世の中に対しての好き嫌いも少ないんじゃないかな、などと思う。後に批判はしてもまずはすべてをしなやかに受けとめようとする彼らの姿勢が好きだ。

それはそれとして、五時間ほど飲みまくる平均年齢27.8歳の面々。

「酒が好き」と「酒が強い」は似て非なるものだな…と気付く。「実はあのお二方(Oさん&マイ・ラヴァー)ってそんなに強くないですよね。」とJねーさんにこっそり告げ口。彼らが共通して持つ"ある特性"(←ってなんだろう笑)に私は惹かれたものだけど、両者は実はまったく違うと語るJねーさん。"ちょい悪予備軍"(byJねーさん)のマイ・ラヴァーと一緒にタクシーを降り、千鳥足の行方を追いながらマンションへ。再会の日を夢に見ながら、ちょい悪’sラヴァーは眠りにつきましたとさ。



みなさま。ぜひ、また。

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