ああどうして大人になるんだろう
2006年5月7日12時間も働いてしまった日曜日。
本日はデスクワーク中心。「課長の○○ですね。只今お繋ぎ致します。」と電話口で告げる際、課長がそばにいるとどうしても呼び捨てに抵抗がある(別に間違っていないのだが)。そのほか、「これファックスして。」「かしこまりました。」「これファイリングして。」「かしこまりました。」「これ分類して。」「かしこまりました。」と、やることが次から次へと降ってくるにも関わらず、電話は鳴る。「えーっと、その件に関してはすぐにわかりかねますので、お調べ致します!」と調べてる間にまたすぐ電話が鳴り、えっと、えっと、と対処し終わると、進めていたはずの仕事もどこまでやっていたのやら。あひー。
痛む頭を抱えながら昼食。
午後はパソコンとにらめっこ。何が辛いって、しばらくは自分のデスクが無いので、居場所が無い。あれー電卓が必要だ、と思って開けようにも引き出しはロックされてるし、あれーポストイットはどこだ、と思っても借りているデスク上には無かったり、どないせえっちゅうねん!しかも電話は鳴る。「えーっとえーっと…その件に関してはすぐにわかりかねますので…(以下、繰り返し。)」
遅めの晩ゴハンを済ませた後、マイ・ルームで。
CDラックをひっくり返して、あるCDを探す。発見。聴く。イイ。タイトルは『DORA・THE・BEST』。お馴染みドラえもんの映画主題歌その他を収録した、ドラ生誕20周年記念CD豪華二枚組、である。なんでこんなものを持っているかと問われるとあまり答えたくないので敢えてここには書かないが、なんにせよ、イイものはイイ。
ドラえもんパワーで大きくなったと言っても過言じゃない私。"みんなで力を合わせて"とか、"最後に愛は勝つ"とか、"さあ出発だ、希望に満ちた未来へ"とか、「バッカじゃない!」と鼻で笑われそうなテーマで満ちたかつてのアニメを思い出すと、なぜか、私の胸はきゅんとなる。ひとりっ子でビデオばかりが友達だった私は、幼児期に随分多くそういったテーマに触れてしまって、その影響は今もある。私は今もみんなで力を合わせたいし、最後に愛は勝つと信じているし(笑)、さあ出発だゴーゴー、といつでも思っているような。
とはいっても、なぜわざわざ私が今こんなCDを引っ張り出してきたかというと、否が応でも社会に適応していく自分をひしひしと感じるから。
職場は子どもを排除するし、プライベートで親しい人はもはや完全な大人ばかり。23歳という年齢が少し嫌いだった。早く歳をとりたかった。が、もし、今の私にあって完全な大人に無いものがあるなら、自分ではかろうじて残っていると思われるこういう感覚ではないかな、と。嗚呼、きっと、若いって素晴らしい。若い私は美しい(←自分で言います)。社会に出ても忘れたくないものがある。今は少しだけ残っているこの感覚を(ときに子どもっぽいと言われても)忘れないようにと、私はドラちゃんに会う。
目覚めた時は 窓に夕焼け
妙にさみしくて 目をこすってる
そうか僕は 陽ざしの中で
遊び疲れて 眠ってたのか
夢の中では 青い空を
自由に歩いて いたのだけれど
夢から覚めたら 飛べなくなって
夕焼け空が あんなに遠い
ああ僕はどうして大人になるんだろう
ああ僕はいつごろ大人になるんだろう
(映画『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』主題歌・「少年期」より。)
本日はデスクワーク中心。「課長の○○ですね。只今お繋ぎ致します。」と電話口で告げる際、課長がそばにいるとどうしても呼び捨てに抵抗がある(別に間違っていないのだが)。そのほか、「これファックスして。」「かしこまりました。」「これファイリングして。」「かしこまりました。」「これ分類して。」「かしこまりました。」と、やることが次から次へと降ってくるにも関わらず、電話は鳴る。「えーっと、その件に関してはすぐにわかりかねますので、お調べ致します!」と調べてる間にまたすぐ電話が鳴り、えっと、えっと、と対処し終わると、進めていたはずの仕事もどこまでやっていたのやら。あひー。
痛む頭を抱えながら昼食。
午後はパソコンとにらめっこ。何が辛いって、しばらくは自分のデスクが無いので、居場所が無い。あれー電卓が必要だ、と思って開けようにも引き出しはロックされてるし、あれーポストイットはどこだ、と思っても借りているデスク上には無かったり、どないせえっちゅうねん!しかも電話は鳴る。「えーっとえーっと…その件に関してはすぐにわかりかねますので…(以下、繰り返し。)」
遅めの晩ゴハンを済ませた後、マイ・ルームで。
CDラックをひっくり返して、あるCDを探す。発見。聴く。イイ。タイトルは『DORA・THE・BEST』。お馴染みドラえもんの映画主題歌その他を収録した、ドラ生誕20周年記念CD豪華二枚組、である。なんでこんなものを持っているかと問われるとあまり答えたくないので敢えてここには書かないが、なんにせよ、イイものはイイ。
ドラえもんパワーで大きくなったと言っても過言じゃない私。"みんなで力を合わせて"とか、"最後に愛は勝つ"とか、"さあ出発だ、希望に満ちた未来へ"とか、「バッカじゃない!」と鼻で笑われそうなテーマで満ちたかつてのアニメを思い出すと、なぜか、私の胸はきゅんとなる。ひとりっ子でビデオばかりが友達だった私は、幼児期に随分多くそういったテーマに触れてしまって、その影響は今もある。私は今もみんなで力を合わせたいし、最後に愛は勝つと信じているし(笑)、さあ出発だゴーゴー、といつでも思っているような。
とはいっても、なぜわざわざ私が今こんなCDを引っ張り出してきたかというと、否が応でも社会に適応していく自分をひしひしと感じるから。
職場は子どもを排除するし、プライベートで親しい人はもはや完全な大人ばかり。23歳という年齢が少し嫌いだった。早く歳をとりたかった。が、もし、今の私にあって完全な大人に無いものがあるなら、自分ではかろうじて残っていると思われるこういう感覚ではないかな、と。嗚呼、きっと、若いって素晴らしい。若い私は美しい(←自分で言います)。社会に出ても忘れたくないものがある。今は少しだけ残っているこの感覚を(ときに子どもっぽいと言われても)忘れないようにと、私はドラちゃんに会う。
目覚めた時は 窓に夕焼け
妙にさみしくて 目をこすってる
そうか僕は 陽ざしの中で
遊び疲れて 眠ってたのか
夢の中では 青い空を
自由に歩いて いたのだけれど
夢から覚めたら 飛べなくなって
夕焼け空が あんなに遠い
ああ僕はどうして大人になるんだろう
ああ僕はいつごろ大人になるんだろう
(映画『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』主題歌・「少年期」より。)
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