246 is beautiful.
2006年5月22日ほぼ完徹状態で迎えた月曜日。
前日深夜、「仕事が終わるまで待ってちゃだめ?」と働くお兄さんに圧力を与えながら、ケータイを耳の真下に置いて就寝。明け方5時、メールが鳴る。その後、朝まで(もう朝だけど)思いっきり生電話。駅のホームでグイッと一発。ゲンキンなもので、定時に眠り定時に起きる朝より元気だ。貴男は私のリポビタンD(非売品)。
出勤後。
「この前、りんさん以外の人(女性)と外回りしたんですよ。」「あらそう。で?」「あーいいからいいから俺が運ぶから!って感じでした。やっぱパートナーはりんさんじゃないとね。」「どういう意味!?」と、いきなり穏やかじゃない始まりだ。ふう、そろそろ終わり、と油断するそばから「ああ、無かったことにしたい!」と国外逃亡したくなるような用件の電話が鳴り、つい受話器をとった自分を呪う。ああ、無かったことにしたい。
タクシーで246号線を赤坂方面へ。
東京が「東京」でしかなかった当時、どこに行っても同じだった。「東京」にも色々あるよ、と私をあちこち連れ回した人に教わった今は考える。外堀、内堀、日比谷公園、新橋の高いビル、麻布の名坂、神宮外苑の銀杏、実はいわく付きの信濃町、水が流れる渋谷、隔離された新宿御苑、戦後の希望を背負った東京タワー、何かを忘れていない浅草、寄る闇には理由がある池袋etc…。それらの中のいくつかの景色、国道246号線から見える景色、景色には要素がある。ビルの数(要素)も道路の色(要素)も同じ。空の色と木々だけが微妙に違う。それにしても、私と誰かの目に映る景色は違うだろう。今の私と当時の私の目に映る景色が違うように。
「世界は美しい」という言葉が好き。"世界は美しい"という言葉は美しい、と私は思う。だって世界は美しい。やけに天気が悪い今年の春、曇り空と降る雨に舌打ちをしながら愚痴をこぼす日もあれば、すべてが美しく見える今日のような日もある。要素は同じ。違うのは私。世界は同じ。違うのは心。世界はいつだって「美しい」と言われる準備ができている。
恋をしてない日はなかった。ああそれに文句を言われる筋合いはないが(←なぜかケンカ腰)、恋をするからより美しく見えるはずの世界が、恋をするからこそ醜く見える日もあって。ただ、ニュートラルなままなら醜く見えることがないとはいえ、もっともっと美しくなるはずの可能性を切り捨てて臆病に生きるより、私は恋をしたい。だから、「やってられねーぜ!この○※★!」と叫んでしまったなら、そのすぐ後に「うそ!やっぱり貴男って最高!」と同じ威力の言霊で打ち消したい。醜いときもあるけど、うそ、やっぱ世界は美しい、といつまでも言っていたい。
仕事もね。振り子が振れるように。
前日深夜、「仕事が終わるまで待ってちゃだめ?」と働くお兄さんに圧力を与えながら、ケータイを耳の真下に置いて就寝。明け方5時、メールが鳴る。その後、朝まで(もう朝だけど)思いっきり生電話。駅のホームでグイッと一発。ゲンキンなもので、定時に眠り定時に起きる朝より元気だ。貴男は私のリポビタンD(非売品)。
出勤後。
「この前、りんさん以外の人(女性)と外回りしたんですよ。」「あらそう。で?」「あーいいからいいから俺が運ぶから!って感じでした。やっぱパートナーはりんさんじゃないとね。」「どういう意味!?」と、いきなり穏やかじゃない始まりだ。ふう、そろそろ終わり、と油断するそばから「ああ、無かったことにしたい!」と国外逃亡したくなるような用件の電話が鳴り、つい受話器をとった自分を呪う。ああ、無かったことにしたい。
タクシーで246号線を赤坂方面へ。
東京が「東京」でしかなかった当時、どこに行っても同じだった。「東京」にも色々あるよ、と私をあちこち連れ回した人に教わった今は考える。外堀、内堀、日比谷公園、新橋の高いビル、麻布の名坂、神宮外苑の銀杏、実はいわく付きの信濃町、水が流れる渋谷、隔離された新宿御苑、戦後の希望を背負った東京タワー、何かを忘れていない浅草、寄る闇には理由がある池袋etc…。それらの中のいくつかの景色、国道246号線から見える景色、景色には要素がある。ビルの数(要素)も道路の色(要素)も同じ。空の色と木々だけが微妙に違う。それにしても、私と誰かの目に映る景色は違うだろう。今の私と当時の私の目に映る景色が違うように。
「世界は美しい」という言葉が好き。"世界は美しい"という言葉は美しい、と私は思う。だって世界は美しい。やけに天気が悪い今年の春、曇り空と降る雨に舌打ちをしながら愚痴をこぼす日もあれば、すべてが美しく見える今日のような日もある。要素は同じ。違うのは私。世界は同じ。違うのは心。世界はいつだって「美しい」と言われる準備ができている。
恋をしてない日はなかった。ああそれに文句を言われる筋合いはないが(←なぜかケンカ腰)、恋をするからより美しく見えるはずの世界が、恋をするからこそ醜く見える日もあって。ただ、ニュートラルなままなら醜く見えることがないとはいえ、もっともっと美しくなるはずの可能性を切り捨てて臆病に生きるより、私は恋をしたい。だから、「やってられねーぜ!この○※★!」と叫んでしまったなら、そのすぐ後に「うそ!やっぱり貴男って最高!」と同じ威力の言霊で打ち消したい。醜いときもあるけど、うそ、やっぱ世界は美しい、といつまでも言っていたい。
仕事もね。振り子が振れるように。
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