外国かぶれのyouに幸あれ
2006年6月19日
筆が滑るから深夜に日記を書くのはやめようと決意する月曜日。
すっかり恒例となったNくん(同期)との外回り。本日のドライバーは私。「今日は30度近くなるらしいですよ。」と出発する前から恐ろしいことを言うレンタカー屋のおじちゃんに見送られ、ブロロロロロンとP→Dへ。車内、暑い。テンション、低い。
「暑い!」「暑いっすねえ。」「CDのボリューム上げて!」「これ、SUNSHINE TRANCEですか?」「そう。トランス好きなの、私。今日の陽気にピッタリでしょ?」「僕もトランス好きです。」「(珍しく)気が合うね。」「英語が好きなんですよ。…カモーン!…ぇぁぅ…ェジぇ…カモーン!」「英語好きなわりにハッキリ歌える部分はCome onだけなんだね。」「ぇぁ…カモーン!」と、相変わらず人の話をあまり聞いてないNくん。
駐車して搬入を済ませる間に、車内の温度は最高値に達す。
「だーっ!!暑い!!」「暑いっす!!」「荷物重い!!」「重いっす!!」とアドレナリン大放出の二者はともにカッチリスーツ姿。どっちが汗臭いのかわからない(どっちもか)。「ごめんっ、私、脱ぐ!」と車内でキャミソール一枚になる私と、あまりの暑さに目眩を起こし薄着の私に目もくれない(くれられちゃ困るけど)Nくん。「ブラとパンツだけになりたーい!!」「カモーン!!」と二人してすっかりおかしいテンションになった頃、今日ばかりはきっちり昼休憩をとろう、パスタがいいっす、いやだ定食を食べたいの、と大いに揉めた後、ついでにコーヒーブレイクもしちゃおう、とドトールで力尽きる。がくっ。
Nくんと優雅な(?)コーヒーブレイク中、衝撃の告白を聞く。
パスタやパンを主食とするN、ご飯と味噌汁を主食とする私。ただの好みの違いかと思ってた。「僕、りんさんの言ってることにピンポイントで反応できてないっすよね?」「たしかに。さっきも私がキャラクター物は苦手って言ってるのに、じゃあプーさんは好きですか、とか言ってたしね。」「僕、たぶん、日本語が第二言語なんです。」と語った帰国子女のNは、日本を出たかった。2001年以降厳しくなったアメリカのビザ取得が実現し次第、Nは会社を辞める。
「うん、アナタはその方が合ってるよ。」「…今日は怒らないんですね。」「小さいことでは怒るけど、本当に大切なことに関しては寛容なの。」「…。」「理屈じゃない部分への感度には自信があるの。英語が好き、パンが好き、という理屈抜きでも、アナタがここじゃない空気を欲しててその中で生き生きするだろうことは想像できる。仕事もうまくいくよ。」「僕、もし逆の立場だったら…りんさんが辞めるって言ったら…寂しいです。」「…。」「すみません。」「向こうでのアテはあるんでしょ?」「あります。がんばります。」と力強く語ったNは、同期・Nくんじゃない、男・N氏の顔をしてた。見たことない顔。ああこんな顔もできるのか。今は頼りないそのあどけなさの先に、童顔なのに頼りがいのある某男性の面影が。きっと男は最初から男じゃない。
ドトールを出て、再び搬入へ。
「Nくん!フェアに使った商品、片付けてって言ったじゃない!」「あっ…片付けましたよ。」「じゃあ、あそこにあるアレは何!?」「…商品ですね。」「もういい、私がやる!」と同い年なのに叱りとばす私と、なぜか従順なNくん。頼りない。使えない。情けない。イケてない。格好よくない。つまらない。大人しい。優しい。温かい。心地よい。
Come on, You are my partner(期間限定).
すっかり恒例となったNくん(同期)との外回り。本日のドライバーは私。「今日は30度近くなるらしいですよ。」と出発する前から恐ろしいことを言うレンタカー屋のおじちゃんに見送られ、ブロロロロロンとP→Dへ。車内、暑い。テンション、低い。
「暑い!」「暑いっすねえ。」「CDのボリューム上げて!」「これ、SUNSHINE TRANCEですか?」「そう。トランス好きなの、私。今日の陽気にピッタリでしょ?」「僕もトランス好きです。」「(珍しく)気が合うね。」「英語が好きなんですよ。…カモーン!…ぇぁぅ…ェジぇ…カモーン!」「英語好きなわりにハッキリ歌える部分はCome onだけなんだね。」「ぇぁ…カモーン!」と、相変わらず人の話をあまり聞いてないNくん。
駐車して搬入を済ませる間に、車内の温度は最高値に達す。
「だーっ!!暑い!!」「暑いっす!!」「荷物重い!!」「重いっす!!」とアドレナリン大放出の二者はともにカッチリスーツ姿。どっちが汗臭いのかわからない(どっちもか)。「ごめんっ、私、脱ぐ!」と車内でキャミソール一枚になる私と、あまりの暑さに目眩を起こし薄着の私に目もくれない(くれられちゃ困るけど)Nくん。「ブラとパンツだけになりたーい!!」「カモーン!!」と二人してすっかりおかしいテンションになった頃、今日ばかりはきっちり昼休憩をとろう、パスタがいいっす、いやだ定食を食べたいの、と大いに揉めた後、ついでにコーヒーブレイクもしちゃおう、とドトールで力尽きる。がくっ。
Nくんと優雅な(?)コーヒーブレイク中、衝撃の告白を聞く。
パスタやパンを主食とするN、ご飯と味噌汁を主食とする私。ただの好みの違いかと思ってた。「僕、りんさんの言ってることにピンポイントで反応できてないっすよね?」「たしかに。さっきも私がキャラクター物は苦手って言ってるのに、じゃあプーさんは好きですか、とか言ってたしね。」「僕、たぶん、日本語が第二言語なんです。」と語った帰国子女のNは、日本を出たかった。2001年以降厳しくなったアメリカのビザ取得が実現し次第、Nは会社を辞める。
「うん、アナタはその方が合ってるよ。」「…今日は怒らないんですね。」「小さいことでは怒るけど、本当に大切なことに関しては寛容なの。」「…。」「理屈じゃない部分への感度には自信があるの。英語が好き、パンが好き、という理屈抜きでも、アナタがここじゃない空気を欲しててその中で生き生きするだろうことは想像できる。仕事もうまくいくよ。」「僕、もし逆の立場だったら…りんさんが辞めるって言ったら…寂しいです。」「…。」「すみません。」「向こうでのアテはあるんでしょ?」「あります。がんばります。」と力強く語ったNは、同期・Nくんじゃない、男・N氏の顔をしてた。見たことない顔。ああこんな顔もできるのか。今は頼りないそのあどけなさの先に、童顔なのに頼りがいのある某男性の面影が。きっと男は最初から男じゃない。
ドトールを出て、再び搬入へ。
「Nくん!フェアに使った商品、片付けてって言ったじゃない!」「あっ…片付けましたよ。」「じゃあ、あそこにあるアレは何!?」「…商品ですね。」「もういい、私がやる!」と同い年なのに叱りとばす私と、なぜか従順なNくん。頼りない。使えない。情けない。イケてない。格好よくない。つまらない。大人しい。優しい。温かい。心地よい。
Come on, You are my partner(期間限定).
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