りんの夏休み
2006年8月19日
8月19日 天気 晴れ
秋葉原で日比谷線に乗り換え、六本木駅で下車。青山ブックセンターでお目当ての雑誌を発見、巻末の内田樹氏(神戸女学院大学教授)のインタビュー記事をようやく読む。
本屋を出て六本木ヒルズへ戻り、ヴァージンTOHOシネマズにて『日本沈没』の指定席をゲット、夕暮れの森タワー前広場に腰を下ろす。映画開始まであと一時間半、スタバでアイスコーヒー購入。
その後、まさにこれからクライマックス!というタイミングで映画館を抜け出し、暗くなった空と六本木の灯りの中を、ひとり、全速力で走りました。なんか映画みたい、と思ったのも、主演の草?剛&柴咲コウによるドラマティックな空気にすっかりあてられたせいであります。いつだってロマンチストで困ります(苦笑)。
ヒルズのすぐ近くで開催されていた「麻布十番納涼祭り」。毎年8月下旬の金・土・日の三日間、麻布十番の街は約40万人の人口であふれ、世界各国の特産品や食品が出品される国際バザール、盆踊り、お化け屋敷、人気コメディアン達による十番の納涼寄席、お囃子(おはやし)など盛りだくさんのプログラムとのことですが、一見したところ、お好み焼きとかき氷ばかりやけに多い露店が延々続くだけにも見えます。渋滞と化してなかなか進まない人混みを少し外れて、焼き鳥一本ずつ、ビールをそれぞれ一杯と半分こ、うずらの卵が入った大味の焼きそばを、ぺたんと座って交互に食べました。焼きそば屋の兄ちゃんに「割り箸はいくつ?」と聞かれ、お金を払った隣の人が迷うことなく「あ、ひとつで!」と答えたことが実は嬉しくて、もうひとつ、カナダから来たウクライナ系外国人陶芸家の作った一輪挿しが欲しくなって、隣をちらと見る前に「買ってあげるよ。」と言われたことも嬉しくて、さらにもうひとつ、私より半歩先で人混みをすり抜ける人と唯一繋がった連結点を、ちょっと前の携帯のCMみたいにそこだけ(こっそり)撮影して、それが今も私の携帯に入っていることが嬉しいです(ふふふ)。
もう一度ひとりになった後は、東京の中心にある知る人ぞ知るバーへ行き、一歳年下のバーテンを捕まえて五杯も飲んでしまった(〆て7000円強)。
話は前後しますが、せっかくスタバで飲み物を買うなら期間限定のドリンクにした方が楽しいだろうし、せっかく六本木に来たなら普段入らないカフェに入ってもいいのに、カロリーと値段が気になって結局いつもアイスコーヒーだし、ぶらぶらするのが面倒くさくて携帯をいじってしまうし、こんな日にかぎって読みかけの本は家に置いてきちゃうし。「誰かと会う」「この本を買う」というハッキリした目的がない限り私はあまり外出しませんが、「点と点を一本の線で結ぶことしかできない機械的思考」を再確認しつつ、初めてひとりで映画を見て、何度目かのひとり飲みを経験し、(たぶん)こじつけでもやせ我慢でもなく、なんとなーく、ほんとになんとなーくですが、自分が今後乗り越えたい壁を少ーしだけ上ったかも、という瞬間が多くあった気がします。
秋葉原で日比谷線に乗り換え、六本木駅で下車。青山ブックセンターでお目当ての雑誌を発見、巻末の内田樹氏(神戸女学院大学教授)のインタビュー記事をようやく読む。
本屋を出て六本木ヒルズへ戻り、ヴァージンTOHOシネマズにて『日本沈没』の指定席をゲット、夕暮れの森タワー前広場に腰を下ろす。映画開始まであと一時間半、スタバでアイスコーヒー購入。
その後、まさにこれからクライマックス!というタイミングで映画館を抜け出し、暗くなった空と六本木の灯りの中を、ひとり、全速力で走りました。なんか映画みたい、と思ったのも、主演の草?剛&柴咲コウによるドラマティックな空気にすっかりあてられたせいであります。いつだってロマンチストで困ります(苦笑)。
ヒルズのすぐ近くで開催されていた「麻布十番納涼祭り」。毎年8月下旬の金・土・日の三日間、麻布十番の街は約40万人の人口であふれ、世界各国の特産品や食品が出品される国際バザール、盆踊り、お化け屋敷、人気コメディアン達による十番の納涼寄席、お囃子(おはやし)など盛りだくさんのプログラムとのことですが、一見したところ、お好み焼きとかき氷ばかりやけに多い露店が延々続くだけにも見えます。渋滞と化してなかなか進まない人混みを少し外れて、焼き鳥一本ずつ、ビールをそれぞれ一杯と半分こ、うずらの卵が入った大味の焼きそばを、ぺたんと座って交互に食べました。焼きそば屋の兄ちゃんに「割り箸はいくつ?」と聞かれ、お金を払った隣の人が迷うことなく「あ、ひとつで!」と答えたことが実は嬉しくて、もうひとつ、カナダから来たウクライナ系外国人陶芸家の作った一輪挿しが欲しくなって、隣をちらと見る前に「買ってあげるよ。」と言われたことも嬉しくて、さらにもうひとつ、私より半歩先で人混みをすり抜ける人と唯一繋がった連結点を、ちょっと前の携帯のCMみたいにそこだけ(こっそり)撮影して、それが今も私の携帯に入っていることが嬉しいです(ふふふ)。
もう一度ひとりになった後は、東京の中心にある知る人ぞ知るバーへ行き、一歳年下のバーテンを捕まえて五杯も飲んでしまった(〆て7000円強)。
話は前後しますが、せっかくスタバで飲み物を買うなら期間限定のドリンクにした方が楽しいだろうし、せっかく六本木に来たなら普段入らないカフェに入ってもいいのに、カロリーと値段が気になって結局いつもアイスコーヒーだし、ぶらぶらするのが面倒くさくて携帯をいじってしまうし、こんな日にかぎって読みかけの本は家に置いてきちゃうし。「誰かと会う」「この本を買う」というハッキリした目的がない限り私はあまり外出しませんが、「点と点を一本の線で結ぶことしかできない機械的思考」を再確認しつつ、初めてひとりで映画を見て、何度目かのひとり飲みを経験し、(たぶん)こじつけでもやせ我慢でもなく、なんとなーく、ほんとになんとなーくですが、自分が今後乗り越えたい壁を少ーしだけ上ったかも、という瞬間が多くあった気がします。
コメント