大学時代に結成したチームで飲む@新宿三丁目。

(チームについて詳しく知りたい方は、2005年9月25日、2006年1月4日、3月20日の日記をご参照ください。)

何もしない幹事K子に代わり、この私がお店手配。昨今のお店選定に関してはバックに強力なナビゲーターがいると評判の私だが、さも自分が見つけてきたような顔で予約をとってみた。とってみたものの、金曜の終業が遅めの私がやや遅れて到着。すみません。20人も座れないちっちゃな座敷。沖縄料理。

社会人になって集まるのは今回がはじめて。幹事がいつまでも現れないと思ったら、Aっぺの携帯に着信アリ。「じごどがおわだだいどぉ〜」と(リアルに)泣いてたらしい。泣くなよ(笑)。泣いたK子は旅行代理店の営業。我を取り囲むは、百貨店勤務のTK、SEのA香、損保一般職のAっぺ、新聞社で働くH之、銀行勤務のH之’s彼女。はてさて私は何をやっているのやら(自分でもよくわからなくなってきた)。

卒業直前の三月、ぽかぽかの日、カメラに若干精通したTKが一日かけて撮ってくれた写真ができたらしい。全部で500枚以上。それを6等分してかわゆいアルバムに入れてくれていた。学生だった私。すこし髪がみじかい私。あのぽかぽかの日が真空パックされていた。6人がぎゅっとくっついて最後に撮った写真が最後のページに。

たぶんどこだって馴染んでる。そんな私を唯一見透かしたある上司の言葉、「本当は人と話したくないでしょ?」という言葉。いちばん可愛く写る(と思われる)表情、キメ顔。それらを作り続けて写真に写り続けて24年。

こんなにくしゃくしゃに笑った自分の写真を見るのは久しぶり。上司たちが感じているらしい私を包むオーラはなんだろう。なんとなくできた幼稚園時代のおともだちではなく、大きくなってから自分でつくったコミュニティ、大切だったのに消えてしまったコミュニティがある。チアを通じて育んだ女の友情は、あれだけ濃密だったのに(自分のせいで)今の私には通じておらず。大切なコミュニティ、大切な恋人、それらを失って、どん底に落ちて、起きあがって、もういちど作った年齢と所属を越えたコミュニティがひとつ、その人たちと去年の暮れに撮った写真が部屋のデスクに一枚。私が何かを失ったり作ったりしているあいだも、ずーっと、ずーっと、大学入学当初から変わらずあるのがこのコミュニティ。ここで撮った写真がここにある。いつもいつだって写真は嘘がつけないのかな。

23時半に駆けつけた最後のメンバー(幹事)とほぼ入れ違いに、「明日は仕事があるの」と退散したのはこの私。

帰りの電車でもういちどアルバムを見た。MP3のイヤホンを耳につっこんで、ケツメイシの「東京」を聴きながら。私の卒業した大学は東京のやや北にあって、都の西北にある大学の試験に二回も落ちて失意のなか入学した私は、やる気をなくしたり、やさぐれたり。やさぐれなくなったどころか、大学名が刻まれた門前で、うっれしそーな顔で皆と笑う私は、東京の街で生きて、大きくなって、卒業して、大人になって、また東京で働いて、ひとりでせつなくなって、孤独、不安、不確かな明日、こうしてたまに当時の皆で分かち合い。

んー、きっと大丈夫。ねえ?みんなぁ。

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