三連休三日目。生理も三日目。よってグダグダな一日。
朝(?)は、三時に起きた。三時は二つあるけど、銀行が閉まる方の三時に。

せっかく暇なんだからと思い、自分自身についてこれでもかッ!って程考えてみる。
最近、ブライダル、出版と立て続けに選考が進み始めたが、果たして自分は本当にこれらがやりたいのかと。特に出版。

なぜそう思い始めたかというと、この二つに限って志望動機がなかなか書けない。毎回ウンウン言いながら無理矢理ひねり出している気がする。じゃあなぜ志望するんだと言われるかもしれないが、つまり…「なんとなく」なのである。
結婚がなんとなく好きだ。昔から、早く友達が結婚しないかなーと思っている。式ではこんなスピーチをしよう、などと考える事もよくある。自分自身の結婚はもっと楽しみだ。幸いうちの彼氏は、こちらが結婚願望丸出しにしても引かないタイプなのでよかった。ここまで結婚に執着している女(私のことである。)は珍しいと、自分でも思う。

出版は昔から適職だと思っていた。なんとなく。自慢じゃないが私は絵が上手い。(自慢になってる。)というより、平面を構成するのが得意なのだ。ダサい刊行物を見ると、「私の方がうまく作るな。」と思う事もよくある。
という事は編集希望なのかと思いきや、倍率の高さに恐れをなして営業希望なのだから、よくわからん話だ。集英社と講談社は営業で出しちゃったから、マガジンハウスと光文社は編集希望と言おうか。ってゆうか出版これ以上受けるのか、私。

そんな事をずーっと考えてるうちに、
私が思いついた結論。

私、接客(販売)がやりたいんじゃないのか?

私は某外資系コーヒーショップでバイトをしているのだが、先々月、なななんと賞を受賞してしまった。地区内の店舗から一人受賞とかいうやつ。そしておととい、今度は本部のお偉いさんからもらえる賞も受賞してしまった。
W受賞…。それもこれも、すんばらしい接客とはなんぞや、というテーマを立てて人知れず努力してきた結果かもしれぬ。

大体、世の中ムカつく接客が溢れている。
まあ大抵は社員でなくバイトなのだから仕方ないのかもしれないけど、接客に携わる人はそれなりに覚悟をして仕事に就いてもらいたいものだ。その企業なりブランドなりの顔になるのだぞ?
いかんせん、この「末端」に携わる人数というのは、本部(企画その他)に比べ膨大な上に、低賃金で雇っても構わない(私は異論を唱えたいが)と思われているから、ろくな面接も受けずに働くバカが増大するのだ。社会悪と言っても過言ではない。

だって考えてもごらんよ。
どんより気分で出勤する月曜の朝、コーヒーでも飲んで景気を出そうと思ってわざわざ入ったカフェで、店員がにこりともせずにコーヒーを突き出してきたら。
いやんなっちゃうと思う。程度によるだろうが、二度と行きたくなくなる可能性もある。

そう考えると、接客がすんばらしくて、日本中どこに行っても気持ちよく生活できる世界だったら。
朝、キオスクで新聞を買う時におばちゃんが「行ってらっしゃい。」と言ってくれて、昼食時に入ったうどん屋の兄ちゃんがめちゃめちゃ素敵な笑顔で会計してくれて、出張のために飛行機の予約をしようとしたらカウンターの姉ちゃんが親切に応対してくれて、夜ホテルのベルマンが「今日一日お疲れさま」と言ってくれる世の中だったら。
犯罪も減るだろう。風が吹いたら桶屋が儲かる論かもしれないが、私はそのような世界を望む。むしろそうしたいと思う。

そう考えるとなんでもいいのだ。私の職種は。何しろ世の中「末端」業務は溢れている。
というわけで、あれこれエントリーしてみた。空港の特定地上職、化粧品の販売職、宝飾の販売職、ホテル、旅行会社のエリア限定職などなど。
ウキウキしてきた。志望動機は既に固まっているぞ。どこからでもきやがれ、だ。

やっと本当の就職活動が始まったのかもしれない。

昔の記憶

2005年3月20日
三連休は一切就活を忘れて過ごしている。

今日は府中で彼氏とテニスをした。
私、実はテニス初体験。彼氏はテニサーでもなんでもないが、なぜか上手かった。(素人の私には、奴がどのあたりのレベルに属するのか全然わからんが、とりあえずできていたように思う。)
聞けば、小学校、高校とテニススクールに通っていたという。そんなの初耳だ。三年近く付き合って、未だに知らないこともあるもんだ。

しかし

テニスって見た目より難しい。

はっきり言って、全く運動にならなかった。彼氏が打って、私が打ち返すと必ずホームランになるので、それを取りに行ったりしてる時間の方が長かった。早々に切り上げる。
彼氏の姉ちゃんの彼氏がテニスのインストラクターなので、今度一から教えてもらう必要がある。いかんせん奴は教え方が下手だ。

一端引き上げて、今度は近所の公園でキャッチボール。
これは楽しかった。ただボールを投げてキャッチするだけで、なんであんなに楽しいんだろう。

キャッチボールは試合とは違うから、豪速球を投げてはならない。あくまで相手が取れる範囲で、しかしキャッチした時の手応えが損なわれないレベルで、その微調整が必要である。しかもそれは相手によって変わる。近所の小学生相手に投げるのと、イチロー相手に投げるのとでは全く話が変わる。
実際やってみると、この微調整そんなに難しくない。でも誰もが無意識に、相手に合わせて絶妙な球を投げているはずだ。
こっちが調整して、相手が取って、相手が自分に合わせて調整してくれて、それを受け止める。

キャッチボールの幸せって、どうもこのあたりにあるように思える。自分だけのために調整してくれた相手の気持ちを、確かな手応えと共に感じるのだ。

外で遊ぶって、とても楽しい。

就活より大切なこと

2005年3月19日
小学校からの親友が、流産した。

私の友達の中では一番古い友達である。出会ったのが七歳の時だから、かれこれ15年の付き合いだ。
彼女とは中学校まで一緒でその後別々の高校に進み、私は浪人→大学、彼女は高校卒業→フリーターという別々の人生を歩んでいたけど、ずっと仲良くしてきた。

小学校の時はどちらかの家でファミコン(そうだ、当時はファミコンだった。)をするか漫画を描くかだったけど、今では会うのは必ずといっていいほど飲み屋。
歳をとったものである。

そんな彼女から妊娠の事実を聞かされたのは、つい先月のことだ。相手は埼玉在住の年下クン。高校中退、ギャンブル大好き、タバコ大好きのとんでもない奴だ。三高ではなく、三低である。
そしてそれだけではない。
奴は、無職。
フリーターではない。正真正銘、なにがなんでも、筋金入りの無職である。っていうか、最近大流行中のニートである。

私は妊娠の知らせを受けたとき、軽く目眩を覚えた。
彼女がニートくんと付き合い始めたのは二年半位前で、その当時から私は彼のことが気にくわなかった。誤解されては困るが、私は彼の無職という肩書きがムカつくのではない。無職なのに親の金でパチンコに行ったり、彼女の金でラブホに一週間も泊まり続けたりする腐りきった根性だ。
最初、彼女は「彼、整備士になりたいみたいなの。自動車とかの。でもね、なかなか見つからないんだって。」と言っていた。私は整備士志望ではないのでよく知らないが、ふーんなかなか難しいのかぁ程度に認識していた。
そこで私は「じゃあ整備士の口が見つかるまでコンビニでバイトでもすれば?」と提案したところ、
「面接とか受けてるみたいなんだけど…見つからないみたい。埼玉、田舎だから。」と返された。

しかしね。
付き合い始めてから二年半、ずっと見つからないってのはどういうことなの?二年半コンビニのバイトの面接を受け続けて落ち続けてるとも思えない。これはやはり、やる気というか働く気が無いのではないか…。埼玉というのは、そんなに未開の土地なのだろうか。

それでも彼女は妊娠の事実を嬉しそうに話していた。大好きな人の赤ちゃんだから嬉しい、という気持ちが言葉の端々にまで行き渡っていた。受話器が触れる私の耳に染みこむ程に。
彼女は何もわかっていないんだ。そう思った。世の中好きなだけではやっていけないんだぞ、今はよくても絶対この先後悔するぞ、と思った。
私の父は脱サラを経て自営業を始めたが、未だに振るわず、母は父と結婚したことを少なからず後悔している。しかし父を好きだから我慢できるそうだ。それくらいの想いを、彼女はニートくんに抱いているのか。疑問だった。

でも何もわかっていなかったのは、私の方かもしれない。
一度は母親になる決心をした彼女が、生まれてくる子どもの未来を真剣に考えていなかったはずがない。きっとたくさん悩んで考えた末の決断で、全ての不安を受け止めた後だったんだ。私は全てが済んだ後の晴れやかな報告しか聞いていなかった。
おなかの中の赤ちゃんは、おなかの中で死んでしまった。今日彼女は、電話の向こうで泣くのを我慢していたに違いない。

就活、就活で、大切な友達の悩みすら聞いてあげられなかった。
こんな私をとる企業があるのだろうか。SPIの性格テストの項目「人が困っていると助けてあげたくなる。」に堂々とYESと答えていた私を、私は呪いたい。

りん的ベンチャー論

2005年3月18日
久し振りのぽっかぽか陽気で、それだけでなんだか元気が出てくる一日だった。コート無しで歩き回れるって素晴らしい事だと思う。

昼からプラン・ドゥ・シーの一次面接。というよりグループディスカッションだった。
出かける時、母に「今日は何をやってる会社なの?」と聞かれて即答できずに困った会社である。ブライダルで検索したら出てきたんだけど、なんというか昔は名のある料亭だったような伝統あるハコ(今はもう使い物にならない)を買い取って、今風にアレンジ、「これぞ伝統とモダンのコラボレーション!って感じですよね」的レストラン経営をしてる会社?である。

っていうかこの会社、できたてで元気があるってのもあるけど、社員がやたらハイテンションで困る。私も仲間内ではかなりハイテンションで通ってるはずだけど、それでもかなり疲れるくらいだから半端ないハイテンション会社だ。

私は出版、化粧品、宝飾、ブライダルを中心に回ってるわけだが、ブライダル関係は所謂老舗が少ない。ホテルが片手間で結婚式やってた時代が終わりつつあるのが最近のことだから、提案型ハウスウェディングをメインにしてる会社は、どうしてもベンチャーに偏っているのが現状である。

ここで究極の選択、老舗かベンチャーかである。
私が回ったベンチャーの特徴として、全ての七面倒くさい問題は気合いでごまかしてる傾向がある。OG訪問で会ったベンチャー系ウェディングドレスショップのスタッフが、あまりに自社のいいことしか話さないから、「あの、できれば会社の厳しい面や辛い面もお聞きしておきたいのですが。」と言ってみたところ、「そんなもんはない。」と即答されたことがある。
無いのかよ!!
と思わずさまぁ〜ずの三村に変身してツッコミをかましたくなったが、まあそんな感じである。

はっきり言えるのは、ベンチャーは嫌いではないということだ。

年俸制を導入してる会社が多いけど、そういう実力主義はウェルカムであるし(競争大好き)、給料が少ないなんてよっぽどでなければ我慢する。(そりゃ食べていけない程じゃやだけど…)
それよりも「これからこの会社をよくしなきゃいけないんだー!」みたいな勢いを全ての社員が共有してる雰囲気が好きだ。
福利厚生は初めから期待してないし。

旦那がベンチャーだったら多少の不安は覚えるかもしれないけど、(つぶれるかもしれないし…)せっかく家族と恋人という後ろ盾があるんだから、ベンチャーで力一杯働くのも悪くなさそうな気がする。
というわけでプラン・ドゥ・シー、受かっててくれ…。

そうそう、今日は麻布十番の「THE TOKYO RESTAURANT」でランチを頂いた。もちろんプラン・ドゥ・シー様経営の再生型レストランである。面接会場はこのレストランの三階だったので、帰り際に勧誘されてランチ客にされる学生がうようよいた。もちろん会計は会社が…
なわけない。
これは作戦?だとしたら少し腹立たしい。でもとっても美味しかったからOKだ。久々に創作料理を堪能。サービスも嫌味が無くて最高だ。

彼氏と行こう、今度。(最近二人で美味しい物を食べに行ってないことに気付く。)

銀行にもの申す。

2005年3月17日
気分一新、今日から頑張ろうと思ったのに、雨。
ううー、いきなりやる気を削がれるなあー。

今日はみずほフィナンシャルグループの説明会。行ってきました。新橋へ。着いて早々思ったのは、みずほの本社ビル…でかい。こんなにでかくする必要があるのか。
そもそも私は銀行なんかキライである。ドラえもんのキャラクターに例えるなら、スネ夫のような姑息さが感じられる。(←すごい偏見かも。)人様のお金をあっちからこっちへ動かしてるだけで、自分では何も生み出してないじゃないかっていう思いが根底にある。

これは父の影響なんだけど、小さい頃から私は、自分で作ったこと、生み出したことは尊いという概念の元に育てられた傾向があって、ただ物をあっちからこっちへ動かしてるだけの銀行、商社、あとは証券もそうなのかな?よく知らないけど、そういう業種にあまり魅力を感じない。
それなのになぜか世の中では、総合商社に入れば安泰、メガバンクに入れば「まあお宅のぼっちゃんえらいわね。」となるから不思議である。これも偏見かもしれないけど。

そんな私がなぜ銀行へ!?これは誠に複雑怪奇なプロセスを辿って行き着いたんだけど、要は窓口業務に惹かれたのだ。
大体、銀行(特に都市銀)の窓口は愛想の無いブスが多い。うわー言ってしまった!!誤解の無いように付け加えると、それなりに美人で小綺麗にしてるのにつっけんどんで感じ悪い(つまりブスに見える)女性が多いということである。

最近は振り込みも引き出しもATMで済んじゃうんだから、そもそも窓口なんて一切無くして全部機械で管理した方がいいはず。ミスも無いし。それなのに今でも窓口が存在してるあたりに、やっぱそこに人がいないと困る何かがあるんだろうと私は分析する。
銀行なんて慣れない支店に行くと、入り口入った瞬間戸惑う。えーと、まず何をすればいいんだ…みたいな。
そんな時笑顔で優しく応対してくれるお姉さん(しかも小綺麗)がいたら、なんだかそれだけで癒されるではないか。ATMで済まさなくてよかったと思えるではないか。

…とまあ、以上のような思いがあって、私はニコニコ優しい窓口お姉さんになりたいと思ったわけである。「総合職でバリバリ頑張るわ!その企業の根幹を私が変えるのよ!」なんて鼻息荒いおねーさま方から見たら、ちょいと頼りない動機かもしれないけど、こういう意見があってもいいのではないか。
と、私は思う。

それはそれとして、みずほの説明会は最高につまらなかった。
やっぱあんま好きじゃない。銀行って。

何度でも

2005年3月16日
小学館、一次面接で敗退。

本当はCancamを作りたくて、ってかCancamでなくても女性誌ならなんでもよかったんだけど、あからさまに「第一志望は編集です!ファッション誌がやりたいです!」って言うと、本気でそう思っててもそこらへんにいるバカ女子共と一緒にされる気がした。ってかそうだろう。(本当は自分もバカ女子なんだけど。)

だから私は営業希望で面接に臨んだ。小学館の一次は面接が15分×2回あるのだが、2回目の面接官は私の経歴(私は元チアリーダーである。)と、女なのに営業志望ってとこ見て不審そうだった。
「君は珍しいタイプだね。」だって。うむうむ、作戦通り。ってかチアリーダーだからミーハーだとでも思ってたのか。ばかめ。

どうせ小学館は希望部署書かせるけど、実際希望とは逆の部署に配属されることもザラらしい。だったら正直に書いてその他大勢と同じになるよりは、営業って書いた方が面白いし珍しいだろうと思った。

しかーーーーし!!やはり見抜かれたのだろうか…。
「なぜ営業なの?」と聞かれて、「正直最初は編集志望でした。」とか言っちゃったし、その後「編集に未練無いの?」って聞かれて「そこまで営業にも固執してませんので、もし編集に配属されても頑張ります。」みたいな事言っちゃったからなあ。よく考えると、ってかよく考えなくてもバレバレだったかもしれん。

マスコミってどこもそうだと思うんだけど、花形職種(出版ならファッション誌、テレビならドラマ制作、広告ならクリエイティブか?)を第一志望に挙げると、絶対に損な気がする。
自分のそれへの思いが本気か薄いかとかはあんま関係無くて、記念受験タイプのアホがそういう職種を挙げがちだから、向こうから見れば「ああ、またその他大勢の一人ね。」なんて思われて、早々に×を付けられそうではないか。

かといって、本当はやりたくもないのに、嘘の希望を言うのはどうなのかとも思い始めてきた。花形を希望するならいっそスッパリ割り切って、その他大勢とは違う動機を頭こねくり回して考えるべきだったのではないか。それがしたくないから、安易に営業に逃げていたのではないか。
最近思うのは、動機先に有りだということ。

小学館に入りたいために、相手に合わせてどうする。
それで実際入って本当に営業に回されたら悲劇だぞ、という事に気付いた。
自分がやりたい事があるからその会社を選んだのではないのか。
今更こんな簡単な事に気付くなんて…

夕べ「救命病棟24時」を見て、ドリカムの新曲に癒された。
「何度でも、何度でも、何度でも〜」のフレーズに。
そうだよなあ、何回落ちたってその度にこうして得られるものがあるんだよなあと思った。きっとまた何度も落ちるんだろうけど、諦めちゃだめだと諭された気分。

がんばろう、また明日から…

< 14 15 16 17 18 19 20

 

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索